日本のジャパニーズ・ブラス・ロック・バンドであるスペクトラムの1980年発表シングル「F・L・Y」は、昨年末より海外のアニメ・カルチャー系インフルエンサーの動画BGMに使用されたことで、YouTubeやサブスク再生回数が急増している。ストリーミングは3,000万回を超え、TikTok総再生回数は約20億回（2025年5月16日時点）に達した。さらにBillboard JAPANの“Japan Songs（US）”チャートで最高4位を記録しており、ネクスト「真夜中のドア」と称されるほど注目されている。

この「F・L・Y」が、5月21日にドルビーアトモス対応の空間オーディオとして配信されることが決定した。リーダーの新田一郎がプロデュースし、オリジナルエンジニアの高田英男が当時のマルチ・マスターテープを基に音像空間を再構築している。Apple Musicにて立体的なサウンドを体験できる。

また、韓国人プロデューサー／DJのNight Tempoが手掛ける“昭和グルーヴ・シリーズ”の最新作には、スペクトラムの「トマト・イッパツ」と「F・L・Y」がフィーチャーされている。両曲はフューチャー・ファンクとしてアップデートされており、5月24日には高輪ゲートウェイのZERO-SITEでリリースパーティーも開催される。

さらに、スペクトラムのリーダーである新田一郎のソロアルバム第1作『クールが熱い』が6月25日に世界初配信される。この作品には新生ホーン・スペクトラムをはじめ著名なミュージシャンが参加しており、コンテンポラリーなポップ・サウンドを展開している。