【インタビュー】仙台貨物、約2年半ぶりシングル「いっち! いっち!!」発売「みんな笑顔ぬさせであげだいど思います」

2026.08.05 20:00

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宮城が産んだ謎の運送屋集団・仙台貨物が、再び動き始めた。

運送屋ながら、時に中世ヨーロッパ、七福神、妖怪、サーカス……などこれまでにも多彩なスタイルで見るものを楽しませてきた仙台貨物。約2年半ぶりに現れたその姿は、農作業スタイル。一体今度はどんなことを考えているのか。配達部兼ボーカルの千葉と、事務・会計兼ギターのサティを直撃した。

   ◆   ◆   ◆

──お久しぶりです。また夏がやってきましたね。

千葉:んだなぁ。熱い夏がやっできだねぇ。

──前作『FIGHT パツイチ』以来となる、約2年半ぶりのニューシングル「いっち! いっち!!」がこのたび完成したわけですけれど、これまでも不定期での活動ではあったとはいえ、ここまで約2年半のインターバルがあったのは何故だったのでしょうか。

千葉:まぁ、去年ぬ関しではお兄ちゃんだぢのやっでるNIGHTMAREが25周年だっだでしょ。お兄ちゃんがら「ちょっど今年は控えでぐれ」ど言われましで。

サティ:「邪魔すんな!」ってね(笑)。

千葉:そうそう、だがら「わがりましだ」っでこどでおどなしぐしでだの。で、今年ぬ入っでがらかな。「次はどうする?」っで話から「今年はやっどくか」みたいな感じぬなっで、けっこうフワッど始まっだ感じだっだのよ。

──仙台貨物の場合、その時々で“ヘヴィメタル”や“中世ヨーロッパ”といった作品コンセプトを明確に打ち出してきた流れがあります。今回の『いっち! いっち!!』についての方向性はどのように決まったのですか。

千葉:今回も最初ぬ「テーマどうする?」っでいう話はしましだ。まず出て来たのは“農民一揆”でね。ほら、去年はお米の値段が高騰しだ時あっだでしょ?

──令和の米騒動ですね。

千葉:しがも、最近はお米だけじゃなぐ全般的な物価高でもみんな苦しんでるがら。そんな世間の状況もふまえで、最初は「一揆」っでいう仮ダイドルで曲を作っだのよ。ただ、それだど今の時代はコンプライアンス的ぬ「ちょっどよぐないがな」っでいう話ぬなっで。少し方向転換しで、一致団結っでいう意味での「いっち! いっち!!」にしだわげ。

──つまり、根底には一揆のニュアンスも残されているわけですね。

千葉:そういうこど。マインド的にはその要素も入っでる。



──表題曲「いっち! いっち!!」はサティさん(※正式クレジットはReonald Satty Schtrouzを略したR.S.S)が作曲されていらっしゃいます。曲調などの面で、なにか意識されていたことがありましたら教えてください。

サティ:前の「FIGHT パツイチ」よりは、もっと勢いある方がいいなとは思ってた。

──聴かせていただいた感触としては、平成のバンドブームを彷彿とさせる空気感があるように思ったのですよね。

サティ:具体的に近い感じでいくと?

──曲全体としてはユニコーンの「大迷惑」に対するオマージュを感じました。

千葉:あー、はいはいはい。

サティ:正解です。ユニコーンはだいぶ意識しました。多分、わかる人にはパツイチでわかると思う(笑)。

──もっとも、サティさんそこのド世代ではないですよね??

サティ:うん、ド世代ではないけど。好きで昔よく聴いてたよ。

──だとすると、そうした平成の空気感を令和の時代の中で表現していくのにあたり、サティさんがサウンド面で重視されたのはどのようなことでしたか。

サティ:いや、そこは時代とか関係なくキャッチーな音を作っていった感じかな。特にメロディを作る上ではそこを何より大事にしたね。

千葉:この曲、ワチャワチャ感があっで千葉さん好ち♡

サティ:やっぱね、シンプルなメロディで何回もリフレインする感じみたいな曲だと、聴き終わった後でも頭の中で鳴っちゃったりするでしょ。そういう聴いた人の中に残るメロディ、っていうのを目指したんですよ。

──その一方で、「いっち! いっち!!」の歌詞は千葉さんとサティさんで共作されたものになるそうですね。

千葉:この歌詞はね。一致団結の方向性にしようっでなっでがら、まずはサティさんがベースぬなるものを書いてぎでぐれだの。そこぬ千葉さんが「こごはこっぢの言葉ぬしだい」みたいな感じで、少しつけたしで行っだ感じ。

サティ:サビの〈いっち!(いっち!!)〉とか、タイトルをつけてくれたのは千葉さん。

──〈絶交門しちゃうぞ〉という1節に、既存曲「絶交門」のタイトルを織り込んであるところも楽しいです。そして、ある意味タイムリーなのは〈言いたいことも言えない 今でも世の中はポイズン〉の部分ですかね。

千葉:ん?タイムリーなの?!

──ちょうどこのあいだ、ドラマ『GTO』のリバイバル版が始まりましたよね。主題歌も28年前と同じ「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」なのですよ。

千葉:へぇー、そうだっだんだぁ。

サティ:なんが“乗っかっちゃった”みたいになったな(笑)。やるの知らなかったけど。

──タイムリーということでいけば、〈戦争やめて××しましょ 愛し合いましょ〉という部分がなんともリアルです。

千葉:実際、争っでるどごろがあるがらなぁ。

サティ:でも、どっちかっていうと千葉さんはその後の〈パンパンパン!(オウ!!)〉の方をやりたかっただけでしょ(笑)。

千葉:そりゃあだっで、大事なのは愛し合うごどだよって言いだがっだんだもの。そうすれば世界平和ぬなるんだよ、っでね。別ぬ〈パンパンパン!(オウ!!)〉っでやりだがっだわげではないのよ。でも、これをこどもだぢが歌うっでなっだ時はちょっど気をづげないどいげないな。こどもっで無邪気だがら、まだ意味よぐわがんなぐで〈パンパンパン!(オウ!!)〉っでやっぢゃいそう。

──おこさまたちは破裂音の響きを好む傾向もありますしね。…って、やはりその部分にイカガワシイ意味があるということではないですか(笑)。

千葉:イカガワシイといえばね、昔サザンオールスターズの曲で「マンピーのG★SPOT」っでいうのがあっだでしょ。千葉さんはこどもの頃、何ぬもわがらず純粋に「この曲いいな」っていう気持ちで、お父さんとお母さんの前でカラオケで大声で歌っでだのよ。

サティ:それ、千葉さんの両親は何のことかわかってたのかな?

千葉:どうなんだろうね? 今思うど、なんか微妙な空気ぬなっでた気はするけど。千葉さんとしては「いっち! いっち!!」がそうならなげればいいな、どは思っでるよ。ただでさえ、仙台貨物は変なバンドど思われがちだがら(笑)。

──思われ“がち”???

千葉:まぁ、昔すっぽんぽんぬなっで日比谷野音を出禁ぬなっだこどあるがらな。ああいう変な意味で話題ぬなっちゃうど、ほんど大変なのよ。

サティ:でも、悪名は無名に勝るって言うじゃない。そろそろ、あれを超える話題を提供しないとさ。

千葉:じゃあ、何しだらいいど思う? ちょっどクラウンぬ考えでもらうが。プロモーション戦略どしでの炎上商法を(笑)。

──それから、話はまた歌詞の件に戻るのですけれども。これ、歌詞の最後は〈えっち!(えっち!!) えっち!(団結!) YEAHー!!〉で締めくくられています。これはもう完全にソレを意味していることになりませんか。

千葉:えっ、そうなの?それはプリントミスでないの?

サティ:プリントミスでしょ。そんなこと歌ってた??

千葉:歌っでない。ちゃんど千葉さんは〈いっち〉っで歌っだよ。

サティ:じゃあ、しょうがないな。時間的にも今さら直せないし。誰かが打ち間違えたんならしょうがない(笑)。

──わかりました、サティさんのお言葉を信じたいと思います(笑)。そして、サティさんには「いっち! いっち!!」のギターソロについてもお話をぜひうかがいたいです。かなりエキゾチックなフレーズになっている印象ですが、あれはどのように作られたものになるのでしょう。

サティ:これはさっきの歌詞の話ともつながる部分で、やっぱ今年の春ぐらいから戦争してるあたりの雰囲気が絡んできたっていうことかな。それ以上に、あのギターソロで曲の空気感をガラッと変えたいっていう意図も大きかったんですよ。ソロが始まる前に入ってるラップでも、そういう効果を出したくてね。千葉さんに頼んだら「だったら合いの手入れて」って言われてそれも入れました。

千葉:でも、千葉さんラップとが聴がねぇからな。なんどなぐ「こんな感じ?」っで入れたのがアレなのよ。

サティ:逆にさ、千葉さんは普段どんな音楽聴いてるの?

千葉:なんどいっでも、クラウンの大大大先輩・北島三郎さんだな!あどは設定的ぬ言うなら……うーん、具体名を出すのはやめとぐ(苦笑)。

──サティさんは音楽的な引き出しが多い方ですので、旬なものも聴きつつレイドバックもしつつ、いろいろと聴いていらっしゃいそうですね。

サティ:雑食的にいろいろと上辺だけかすめてはいるかな。最近、聴いて面白かったのはトドリック・ホールっていう人の「I’M GAY」っていう曲。「ゲイゲゲゲゲゲイ」っで歌ってるとこが凄いキャッチーだった(笑)。あとは、このところ古いものでよく聴いてたのは70年代のプログレ。イエスとかキング・クリムゾンとかの代表的なやつ。

千葉:凄い難しいの聴いでんだな。千葉さん、全然知らないや。

サティ:千葉さんはそれでいいと思う。知らない凄さってあるもの。知識があると「これはルール違反だな」ってなるけど、知らない分セオリー無視でとんでもないものを作るケースがあるからね。俺は千葉さんに、そういうものを期待してるんですよ。

──なお、今度の<仙台貨物トゥアー2026 一致団結>では当然「いっち! いっち!!」を生で披露されていくことになると思いますが、制作の段階からライブでやった時のことを想定していたところはあったのでしょうか。

千葉:千葉なりぬな。そういうどごろもあっだ。

サティ:特にコールアンドレスポンス的なところとかね。

千葉:あの部分は絶対みんなぬ参加しでほしいね。あどはMVを観でからライブぬ来でもらえるど、さらぬ楽しめるど思うよ。

──承知いたしました。では、ここからはカップリング曲についてもうかがって参りましょう。「あつはなつい」はギガフレアさんによる作曲ですが、おふたりはこれをどのように受け止められましたか。

千葉:仙台貨物どいえば、やっぱり夏っでいうイメージがあるでしょう? まさぬこれは「まだ夏が来だな」っていう感じのする曲になっでるど思う。これごそ、作りながらライブしでるのを想像しやすい曲でしだ。

サティ:曲調が最初のとこはちょっとのんびりした感じだけど、途中からはいつもの感じになるからね。そのへんをどういうアプローチにしようかなっていうのをすごい考えてた記憶があるな、これは。

──その“いつもの感じ”になるパートからは、終始ギターがピロピロと鳴りまくっているところが最高です。

サティ:そう、ずっーどピロピロしてる(笑)。最初はちょっとメロウな感じで入るんだけど、そのあとはもうピロピロでいいやと思って。

千葉:そう考えるど、ほんどぬギタリストっで凄いよな。フレーズひとづで曲の雰囲気をあれだげ変えちゃうんだがら。

サティ:でもね。あんなにピロピロやってるけど、実はあれが一番楽。俺ぐらいになると、ああいうのは手元なんて見ないで弾けるの。

──さすがはテクニシャンのサティさん。

サティ:ギガフレアに「やりすぎ」って怒られるかなと思ったけど、何も言われなかったんでよかった(笑)。あと、そのピロピロが始まる〈ああ〉っていうところあるでしょ。俺は千葉さんのあそこの表現力にちょっとびっくりしたね。

千葉:だろ? 千葉さんだっで凄いんだから。最初は普通ぬメロがあっだの、ここも。だけど、ギガさんから「これは“もうイヤだー!”っでアタマを抱える感じでやっで欲しい」って言われたわげ。そんで、「あ、わがりますだ」っづっで一発OKですよ。

サティ:今回は「いっち! いっち!!」にも〈あー〉っていうのあるじゃない。でも、それぞれ全然違う感じになってるもんね。

──たった一音でこれだけの感情表現をされているというのは凄いことだと思います。

サティ:千葉さんは〈あー〉が得意なのかもね。次に新曲を作る機会あったら〈あー〉だけのヤツ作ってみようかな?

千葉:〈あー〉だげ? それ新しいな(笑)。

──ちなみに、ギガフレアさんが書かれている「あつはなつい」の歌詞に関して千葉さんはどのようなことを感じられました?

千葉:まぁ、今はこういう人だぢいっぱいいるだろうね。千葉さんがこどもの頃は夏が大好ぎだっだんだげど、最近はもう暑過ぎで。ほんとぬこの歌詞みたいだなっで思っちゃう。むしろ、夏が苦手ぬなっでぎだ。

──サティさん「あつはなつい」の歌詞について、どのようなことを感じられましたか。

サティ:共感できることもありつつ、まあここはわからないなっていうとこもありつつ。

千葉:わがんないの、どご?

サティ:わかんないっていうか、これはワガママが過ぎるでしょって思うとこもある。これは自己弁護の曲なんだろうなって感じるかな(笑)。

千葉:確かぬそういうとごはあるな。でも、ごれを会話としで発言してるわけじゃなぐ、歌詞どしで書いだっでいうのはミュージシャンどしであるべぎ姿でもあるよね。

サティ:なんか千葉さん、さっきと比べて真面目な話してんな。

千葉:そうだよ、千葉さん実は真面目なんだがら。それぬね、最近はSNSでいっぱい自分のお気持ぢを書いでる人いるげど、それをちゃんど作品ぬ落とし込むっでいうのがアーティストとしでとでも大事なのよ。

──いずれにしても、夏を感じさせるバンド・仙台貨物にとっては「あつはなつい」も飛びきりのサマーソングに仕上がりましたね。さらに、今作には「じょんたな」という楽曲も収録されておりまして、こちらは詞も曲もサティさんが手掛けていらっしゃいます。ラテンのイメージが濃厚に感じられるところが実に夏っぽく、その昔に一世を風靡したジプシーキングスの香りが漂ってくるような印象です。

サティ:そう、これはジプシー・キングスっぽくしたかったの。

千葉:聴いてるどビール飲みたぐなるよね(笑)。(注・ジプシー・キングスの代表曲「Volare」はビールのCM曲として長年使用されていた)

サティ:夏だからさ。みんながビール飲みたくなりそうな曲を作りたいなど思ったの。それで、ジプシー・キングスとサンタナを混ぜてみようと思ったけど、サンタナが混ざったのはタイトルと歌詞で韻を踏んでるとこぐらいになっちゃった(笑)。

──音楽的な面でのサンタナ要素はほぼないかもしれません(笑)。だとしても、ジプシー・キングス的なラテン色の強いギターの響きがとても心地よいです。

サティ:この曲はガットギター1本で通してみてもいいかな、っていうことでね。実はデモの音をほとんどそのまま使ってます。ソロだけ弾き直した感じ。

──普段はエレクトリックギターを弾いているサティさんからすると、ガットギターの魅力とはどんなところにあるのでしょう。

サティ:音が柔らかくって綺麗っていうのはあるよね。だだ、ネックが太くて弦も太いがら慣れないと弾くのはちょっと厳しい。でも意外といい雰囲気は出たんじゃないのかな。

──エンディングのギターも味わい深いですよ。軽やかで美しいです。

サティ:あそこも夏感を思いっきり出したくってね。『リトル・マーメイド』の「アンダー・ザ・シー」とグレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」を混ぜてんだよな。そう考えると、この曲はかなり元ネタだらけ(笑)。

──千葉さんはそんな「じょんたな」を歌われていく際に、どのようなことに留意されましたか。

千葉:サティさんがら「こういう曲ぬしたい」っでいう話は聞いだんで、そのままそのノリを出せるようぬっでいうのは意識しだね。

──歌詞について、サティさんから解説みたいなものはあったのでしょうか。

千葉:ながっだよ。基本的ぬ毎回そういうのはない。

サティ:〈エビデンス!〉のとこの意味わかってた?

千葉:わがる、わがっでるよ。“根拠”、みだいなごどでしょ?

サティ:よかった。さっき話をしてた時にヒエラルキーの意味わかってなかったから、大丈夫かなと思ってたんだよね(笑)。

──サティさんは「じょんたな」の歌詞について、曲調がかなり固まっていることを踏まえつつ、どのような物語を展開していこうと考えられたのです?

サティ:まずは「じょんたな」っていうタイトルが最初にあったんだけど、これはサンタナとジプシー・キングスを混ぜた曲を作るっていう意味でつけただけじゃなく、仙台の言葉で「上手だな」っていう意味の言葉でもあるんですよ。だがら、嘘つくの上手な人がいるでしょ。これはそういう人に対しての「じょんたな〜」っていう言葉なの。

──つまり、サティさん自身は嘘をつくのがあまりお上手ではないのですね。

サティ:俺は多分、すぐ顔に出ちゃう。目が泳いでしまうね。

千葉:がもなー。千葉さんは嘘わりど上手よ。

サティ:面白いこと言っても真顔を保てる人って、多分そうかもしれない。良い悪いは置いといて、そういうの上手なんだろうなと思う。

──ギガフレアさんはどうでしょうね?

サティ:おそらくだけど、どちらかというと上手い方なんでないの。

千葉:そうね。千葉さんもギガフレアは上手い方だど思う。だけど、王珍々は下手。全然下手(笑)。

──フルフェイスさんは?

サティ:一見、上手そうだけど意外と下手みたいな感じかなぁ。

──KURIHARAさんは?

サティ:KURIHARAさんは、そもそも嘘つかなさそう。

千葉:わがる、嘘キライだがらな。

サティ:仙台貨物の中では、一番正義感強いかもしれない。

──なるほど。「じょんたな」はある意味での人間讃歌といいますか、たとえ人に嘘をつかれても懸命に頑張って生きている人たちへの応援歌にもなっているように感じます。

サティ:よく正直者は馬鹿を見る、なんて言うでしょ? 実際、世の中ってそういうことが多いとは思うんだよね。

千葉:かどいっで、馬鹿を見たぐないがら悪いごどするっていうのも違うしな。

サティ:そうなのよ。真面目にやってるのに報われないな、みたいなことを感じてる人たちにこそね。この曲が届いて欲しいなって俺は思います。

──SNSの中もそうですし、世の中全体にヘイトがたくさん渦巻いている中で〈なんでもかんでも嫌いになれないもん〉という言葉で締めくくられている「じょんたな」は、とても清々しい終わり方をする曲ですね。

サティ:人を許す、っていうのはね。とても大事なことだと思いますよ。

千葉:ながなかがでぎないこどだけぬな。

サティ:人って悪いとこばっか見えちゃったりするけど、良いところを探そうっていう風に生きられたらいいよね。いや、こんなに真面目な話するつもりなかったんだげども。

千葉:いいじゃないの。仙台貨物はちゃんど真面目なこども歌ってるんだがら。

──もっとも、「じょんたな」には〈ねえ誰と何をやらかしてたの〉〈ねえなんだこの長い髪の毛は〉〈パンツの中も見せてみなさい〉というセンセーショナルなくだりもありますけれどね(笑)。この詞から察するに、サティさんは誰かに疑惑を感じた時に“詰めて”しまわれる方なのでしょうか。

サティ:エビデンスがあると、どうしてもねぇ。俺はまだ詰めちゃうな。許せない。

千葉:千葉さんはどうでもいいや。勝手ぬどうぞ。

サティ:へー。パートナーが浮気してました、でもいいんだ??

千葉:そういう時は、もしがしだら千葉さんが悪がっだがもしれないなっでいう考え方をするがな。相手を責めるんではなぐ、自分ぬ非があっだがもっで思うようぬしでる。

サティ:なかなかそうはなれないよ。千葉さん凄いなぁ。

──そんな千葉さんの寛大さ、包容力は8月11日から始まる<仙台貨物トゥアー2026 一致団結>でも発揮されていきそうですね。夏の盛りのトゥアーとなりますが、“癒やしの宅配便”たる仙台貨物の約2年半ぶりとなるご活躍に期待しております。

サティ:今回もライブそのものについては、千葉さんが空間をしっかり支配してくれると思ってるんですよ。ただ、個人的には真夏なんでちょっと体力の面で心配かな。

千葉:サティさん、ステージでめちゃくちゃ動ぐもんね。

サティ:仙台貨物も2001年からやってるわけでね。我々だってそれなりに歳とってきてるでしょ?大変ですよ。

千葉:千葉さんはね、今年で36ぬなりましだ!

──ん?公式プロフィールには23歳と書いてありますけど?!

千葉:あ。それはね、当時のノリで決めだ設定のまんまだがら。今やいろいろおがしいごどぬなっでるの(笑)。

サティ:当時はふざけて43って書いたのに、今となっては追い越してるみたいなことになってるっていう(苦笑)。

──仙台貨物は年齢など超越した次元で、破天荒に我々を楽しませてくれるバンドだと我々は信じておりますよ。

千葉:とにかぐ、トゥアーとしては2年半ぶりだがらさ。本当ぬ仙台貨物を待っででぐれだ皆さんは多いど思うんですよ。日々一生懸命ぬ仕事を頑張っでたり、いろんな悩みを抱えだ人とが、たくさんの人だちをみんな笑顔ぬさせであげだいど思います。

──なんでも、そのツアーの最中には<SHINJUKU LOFT 50th ANNIVERSARY「2 TO 2 vol.16」 氣志團×仙台貨物>というツーマンライブもあるそうですね。

千葉:仙台貨物としでは、以前<氣志團万博>ぬも出たこどあるんですけどね。今回は新宿ロフトさんがらこういう企画ぬついでの連絡をいただきましで、もちろん「ぜひ!」どいうこどで出るこどぬなりましだ。

──氣志團さんとのツーマンに向け、何か戦略はありますか?

千葉:いやー。多分あっぢも何がしらやっでぐるでしょ? こごは仙台貨物もちょっど考えないどいげないよね。千葉さん的には、綾小路翔さんといえばDJ OZMAさんっでいうイメージもあるがら、例のあのスーツをね。お借りでぎないがな?ど思っでるの。

サティ:ダメでしょ。借りちゃったらバレちゃうよ(笑)。

千葉:あ、そっが。じゃあこっちで作る? 時間足りるがな。なんぬしでも、なんがしらは仕込んでおがないど。

サティ:俺はもう、千葉さんに乗っかるだけです(笑)

千葉:っでこどは、場合ぬよっではサティさんもあのスーツ着でぐれんの?

サティ:やだ。それはやだ!

千葉:なんで? さっき千葉さんぬ乗っかるっで言っでだじゃない!

サティ:みんながやるならしょうがないけどね。みんなやるならね。

千葉:じゃあ、はっぱ隊みだいな感じでさ。みんな葉っぱ1枚っでのはどう?

──例のスーツも含めてギガフレアさんが断固拒否されると思いますが(笑)。

サティ:じゃあ、もうそんなの千葉さんが説得できるかどうかでしょ。そこは頼むよ。

千葉:そう?何がやるっでなっだら、千葉さんどサティさんだけでもよぐない?

サティ:なんでふたりだけなのよ。よくない、よくない!

千葉:うーん…とにかぐ今がらなんが考えないどなぁ。でも大丈夫、何とがするがら。千葉さんぬ任せで!

取材・文◎杉江由紀
撮影◎淵上裕太

■ニューシングル「いっち! いっち!!」
2026年8月5日(水)リリース
Type-A (CD+M-CARD):CRCP-10503 ¥4,000(税込)

Type-B (CD):CRCP-10504 ¥2,000(税込)

【Type-A】
CD
1.いっち! いっち!!
2.あつはなつい
+M-CARD(「いっち! いっち!!」MV+MVメイキング映像、『仙台貨物トゥアー2026 一致団結』ツアーファイナル公演から本シングル3曲を収録予定)
【Type-B】
CD
1.いっち! いっち!!
2.あつはなつい
3.じょんたな

◾️ニューシングル「いっち! いっち!!」リリースイベント
8月10日(月)@名古屋 18時
8月15日(土)@大阪 17時
8月22日(土)@東京 14時
8月23日(日)@東京 14時
8月26日(水)@仙台 12時
9月06日(日)@東京 14時
*全日程、開始時間は予定
*詳細は確定次第、発表

◾️<全国ツアー『仙台貨物トゥアー2026 一致団結』>
8月11日(火/祝) 愛知・名古屋Electric Lady Land
8月16日(日) 大阪・BananaHall
8月25日(火) 宮城・仙台Rensa
8月28日(金) 神奈川・川崎CLUB CITTA’
8月29日(土) 東京・Spotify O-EAST

チケット料金
前売 前方指定席¥10,000(消費税込み/ドリンク代別)
前売 後方スタンティング¥8,500(消費税込み/ドリンク代別)
当日 前方指定席¥11,000(消費税込み/ドリンク代別)
当日 後方スタンディング¥9,500(消費税込み/ドリンク代別)

※全公演学割チケット有り(全席種)
前売 学割チケット(小学生以下) ¥1,000(消費税込み/ドリンク代別)
当日 学割チケット(小学生以下) ¥1,100(消費税込み/ドリンク代別)
詳細→ https://www.sendaikamotsu.net/

■ニューシングル「いっち! いっち!!」DLキャンペーン詳細
対象者:「いっち! いっち!!」3曲入り配信パッケージを対象ストアにてダウンロードしてくれた方
対象作品:仙台貨物 「いっち! いっち!!」3曲入り配信パッケージ
対象ストア: iTunes Store、Amazon Music、レコチョク、mora
応募締め切り:8/19(水)23:59まで
詳細&キャンペーン応募フォーム:https://form.run/@cr-senndaikamotsu-new

■ニューシングル「いっち! いっち!!」リリースイベント
8月10日(月)18:00~ @名古屋fiveStars
8月15日(土)18:00~ @littleHEARTS.大阪店
8月22日(土)14:00~ @ビジョンセンターグランデ東京浜松町
8月23日(日)14:00~ @littleHEARTS.東京店
8月26日(水)12:00~ @HMV仙台 E BeanS
9月06日(日)14:00~ @CROSS STAGE SHIBUYA
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/sendaikamotsu/live?ima=2020&ct=jpop