【ライブレポート】ポルノグラフィティ、28ヶ所35公演の全国ツアー<20thライヴサーキット“水”>完遂

2026.07.09 06:00

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ポルノグラフィティが7月8日、東京ガーデンシアターにて28ヶ所35公演に及ぶ全国ツアー<20thライヴサーキット“水”>のファイナル公演を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

“種は眠り、水に目覚め、果実となって響き始める”──コンセプチュアルなテーマを掲げた一連のプロジェクトが進行中だ。全国ツアー<水>を通して会場の熱気や歓声など様々な想いが、2月配信リリースのEP『種』収録楽曲をはじめ、ツアー初披露新曲への刺激や栄養となり、アルバム『果実』を実らせるというものである。そしてツアーファイナルが開催となった。

静まり返った会場に響き渡る雫の音。“水”を表現したオープニングから会場はその世界観に引き込まれた。1曲目は2000年リリースの「サボテン」。歌詞の一節《水をあげ(て)る》は、このライヴを象徴するテーマであり、セットリストもストーリーを感じさせるものだ。2曲目「月飼い」で会場は一気に熱を帯び、続く「IN THE DARK」では、「ようこそ、水ツアーへ」という岡野昭仁の掛け声を合図に会場全体が歓声をあげた。

新曲「残響」は今ツアーで初めて世に放たれる“種”。想定外の新曲披露に会場は息を呑むように聴き入り、静かな興奮に包まれた。最新の種に続いては、デビュー曲「アポロ」へ。デビュー27年目の今なお、愛される作品のひとつに客席も岡野とともに大合唱。さらに今までライヴで披露したことがない「スパイス」に会場が沸いた。初披露の新曲「残響」、初めて世に出ることとなったデビュー曲「アポロ」、ライヴ初披露曲「スパイス」といった“初もの尽くし“の3曲がオーディエンスを歓喜させたかたちだ。

その後、2月リリースのEP『種』から、「峠の鬼」「土竜」「デッサン#4」を披露。ツアー<水>オリジナルアレンジのドラムソロで始まった「峠の鬼」が観客の五感をステージに釘付けにし、間髪入れずに続いた「土竜」が会場を躍動させる。そして「デッサン#4」では、岡野の語り掛けるような優しい歌声に涙を流す観客の姿も。ステージセットの大木がそれを温かく見守っているようだった。

「濃くてくせのある種を聴いてもらいます」という岡野のMCの後は「暁」「渦」、そして「Zombies are standing out」。その重厚なサウンドがポルノグラフィティの楽曲の幅広さを感じさせるとともに、会場は一気にディープな世界に引きずり込まれるなど、<水>ツアーの中でも特異な空間に染められた。

MCを挟み、今ツアーを盛り上げるべく制作されたというインストナンバー「SETOUCHI BOYS」ではコール&レスポンスが場内に温かい空気を創り出した。畳み掛けるように披露された「ヴィヴァーチェ」「アゲハ蝶」の熱演では会場が一糸乱れぬクラップでこれに応え、続く「THE REVO」ではシンガロングが鳴り響き、EP『種』収録曲「はみだし御免」では会場全体がこぶしを突き上げた。

本編ラストは「愛が呼ぶほうへ」。《綺麗な水をあげよう、望むまま》という歌詞はこのツアーを締めくくるに相応しく、ステージの大木は満開の花に包まれて、会場を異世界へと誘い、そのままメンバーはステージを後にした。

アンコール1曲目は「ミュージック・アワー」だ。「まだまだ盛り上がれるか!」という岡野の言葉に会場は大興奮。岡野に合わせてオーディエンスも腕を大きく振り、“変な踊り”が会場をひとつにした。

そしてツアーのラストを飾った曲は「ライラ」だ。《歩き疲れたら帰っておいで》という歌詞には、この長いツアーを共にしてきた仲間、そして自分たちに温かい居場所を与えてくれるオーディエンスへの想いが込められているようだ。オーディエンスはタオルを振り回して最後まで全力で踊り歌った。

長いツアーを無事完走すると、新たなる情報も発表された。13thアルバム『果実』が9月9日にリリースされることに加え、新しいアーティスト写真も公開となった。そのアートワークは、ツアー中に公開されたアーティスト写真の足元に広がる草木が、2人の背後に大木となって生い茂るというデザイン。その木にはアルバム13曲のそれぞれの果実がなっている。これは、楽曲という“種”が、聴き手それぞれの中に生まれる熱量や想いという“水”を受け、“果実”として表現されたもの。その結晶の前に立つ2人の姿を切り取ったビジュアルだ。

さらに、アルバム『果実』のリリース記念イベント<種と水と果実の収穫祭>の実施も発表となった。日程は9月8日〜9月13日、Shibuya Sakura Stageにて。詳細は後日発表されるとのことだ。

 

最新アーティスト写真

 

完全生産限定盤
通常盤

■13thアルバム『果実』
2026年9月9日(水)発売
予約リンク:https://pornograffitti.lnk.to/KAJITSU

【完全生産限定盤(BD付)】¥17,000(税込)
▼収録内容
①全13曲収録
②ライヴ映像:20thライヴサーキット “水” at SGCホール有明
▼封入特典
①楽曲ステッカー
②フォトブックレット
【完全生産限定盤(DVD付)】¥17,000(税込)
▼収録内容
①全13曲収録
②ライヴ映像:20thライヴサーキット “水” at SGCホール有明
▼封入特典
①楽曲ステッカー
②フォトブックレット
【通常盤(CDのみ)】¥3,500(税込)
▼収録内容
全13曲収録

▼CD収録曲
01_スペースヴァンガード
02_ THE REVO
03_ヴィヴァーチェ
04_マスク・ド・カメロ
05_デッサン#4
06_内緒のしょ
07_Plastic viper
08_土竜
09_言伝-ことづて-
10_ SETOUCHI BOYS
11_峠の鬼
12_はみだし御免
13_残響(仮)

 

■『20thライヴサーキット“水” Live at SGC HALL ARIAKE 2026』
2026年9月9日(水)発売
予約リンク:https://pornograffitti.lnk.to/20th_live_circuit_mizu
【Blu-ray】¥8,000(税込)
【DVD】¥8,000(税込)

▼収録内容
01_サボテン
02_月飼い
03_IN THE DARK
04_一雫
05_マスク・ド・カメロ
06_アポロ
07_I believe
08_峠の鬼
09_土竜
10_デッサン#4
11_暁
12_渦
13_Zombies are standing out
14_SETOUCHI BOYS
15_ヴィヴァーチェ
16_アゲハ蝶
17_THE REVO
18_はみだし御免
19_愛が呼ぶほうへ
encore
en1_ミュージック・アワー
en2_ライラ

 

■アルバム『果実』リリース記念イベント<種と水と果実の収穫祭>
日程:9月8日〜9月13日
会場:東京・Shibuya Sakura Stage
※詳細後日発表