melody.、初めてのバラードシングル「Love Story」インタビュー

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■melody. インタヴュー

──melody.って、悩みごとを相談されること多いでしょ。

melody.:多いです。いろんな悩みごとを聞いて、“私だったらこうするよ”ってアドバイスを返していくんです。そういうのって、ただ想いを聞いて欲しいから相談しているのか、本当に答えを求めているのかわからないじゃないですか。だから、どこまで言っていいのか迷うんです。そんなことを思いつつも、あれこれ言いたくなる性格だから、いろいろ言っちゃうんですけど(笑)

──女性って、そうやって気分を軽くしていくみたいですね。

melody.:女性って、すごくエモーショナルな生き物ですからね。男性は物事をロジカルに考え、頭で出した結論をもとに行動していくみたい。女性は、すぐ感情のみに突き動かされ動いてしまう。きっとそこが、生まれ持った本能の違いなのかもしれないですね。

──「Love Story」は、男女問わずに共感できますよ。

melody.:この曲が、少しでもいろんな人たちの心を押していく力になれたらいいなと思っています。

──2曲目は「BoRn 2 luv U」を収録していますね。

melody.:m-floの最新アルバム『COSMICOLOR』に収録した「STUCK IN YOUR LOVE」に、私はLOVES STYLEで参加したんです。私とm-floの2人は「STUCK IN YOUR LOVE」の中で、恋愛にもがき苦しんでる女の子の気持ちを描きました。実はこの「BoRn 2 luv U」は、「STUCK IN YOUR LOVE」とメロディだけが同じで、歌詞も曲調を変えて作った作品なんです。“私はあなたを愛するために生まれてきた”とタイトルにも記したように、「BoRn 2 luv U」はラブラブな関係を明るく歌った楽曲です。同じメロディで、同じよう私とVARBALが歌っているのに、歌詞の内容も曲調もぜんぜん違う面白さを、みなさんにもぜひ感じてもらいたいですね。

──別バージョンを作るきっかけって、何かあったんですか?

melody.:m-floのメンバーと制作してるときは、いつもいろんなアイデアが出てくるんですよ。今回のやり方も、同じメロディでもアプローチを変えればまったく代わってしまうという遊び心をお互いの作品を通して描くということから、やってみました。

──その感覚が、素敵ですね。

melody.:3曲目には、DJ Deckstreamの手による「Lovin' U」のリミックスが入ってるけど。リミックスって、オリジナルなメロディを活かしながら、トラックをまったく変えてしまうことに面白さがあるわけじゃないですか。この「Lovin' U」も、ラップを入れてもらったりと、ガラッと雰囲気を変えた楽曲に仕上げてあります。「BoRn 2 luv U」だって、捉え方がちょっと違うだけで、感覚としては「STUCK IN YOUR LOVE」のリミックスといえるじゃないですか。そういう遊びは、これからも積極的にやっていきたいですね。

──楽しみにしています。もちろん、ドラマ『孤独の賭け~美しき人よ~』を通して流れてくる「Love Story」もぜひ聴いてほしいです。

melody.:ドラマが、複雑な大人の感情や関係を描いた作品なんです。その中で「Love Story」の持つピュアな想いが、一つの希望として映っていたら嬉しいですね。

取材・文●長澤智典

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