I'veの歌姫3週連続特集 第二弾 KOTOKO特集INTERVIEW

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I'veの歌姫 3週連続特集

I'veの歌姫 3週連続特集 第二弾 KOTOKO

■インタヴュー

──楽曲面でも、とても晴れやかに突き抜けていく、明るくポップな印象を受けました。

KOTOKO:こういう元気で晴れやかな生音中心の曲というのは、私がアマチュア時代に得意だったんです。だから原点に戻ったような気持ちなんです。すでにアニメを観てこの曲を聴いた人からは、“いつもと違う表情で驚いた”とか“こういうKOTOKOも好き”など、嬉しい反響をいただいています。確かに一つのイメージを突き詰めてゆくのも良いかもしれませんが、こうやって前へ進むごといろんな表情を導き出していけるのって、私自身とても良いことだと思っているんです。せっかくいろいろな表現枠を持てるんだから、それを楽しんでいきたいですし。何よりも“作品とピッタシ”という言葉をいただくたびに、私も作品を彩る一端を担えたんだという嬉しさを覚えるんですね。「作品も面白い、それを盛り上げる主題歌もすごくいい」という声をいただけてこそ、やり甲斐や達成感を覚える。それこそが、最高のコラボレーションだと思いますから。

──KOTOKOさんの大きな魅力が、テーマ曲関連ではしっかり作品と寄り添いあった世界観を構築。アルバムやカップリングに収録した楽曲では、KOTOKOさん自身の内面を全面に押し出した作品を作っていく。その2つの表情のバランスを巧みに取っていることだと思うんです。

KOTOKO:「KOTOKOとしての色ありきで出す部分」もあれば、「作品ありきで出す表情」もある。そのバランスはもちろん、そこで違いが見えてくるからこそ面白いし、深みを覚えるのかなという気もしています。

──カップリングには「ハヤテのごとく!」とは対照的な表情の「泣きたかったんだ」が収録されていますね。

KOTOKO:これは私の日常の小さな一片を切り取った、KOTOKOの本質を描いた楽曲になっています。この歌を書いたのは、けっこう前のこと。今までも収録候補として何度か出してたんですけど、他の楽曲との組み合わせ的に保留になってしまうことが多かったんです。だけど今回「ハヤテのごとく!」とは上手く対照的な表情の歌になるということで収録が決まりました。

──歌詞で綴った表情も、正反対ですね。

KOTOKO:「ハヤテのごとく!」は、前進・前進・前進みたいな感じで突き抜けていく力を持ってますが、この「泣きたかったんだ」は一番気持ちが落ちたときの実体験をもとに書いた歌なんです。ずっと心の中に溜めていた感情が、フとしたきっかけであふれ出して、涙がボロボロ止まらなくなってしまった。そんなときに素直に感じた心境を書いてみました。余計な感情を全部ぬぐい落としたときの気持ち良さをこの歌から感じていただけたら嬉しいなと思います。

──初回限定盤には「ハヤテのごとく!」のPVを収録したDVDが付いてきます。見どころを教えてください。

KOTOKO:これまでで一番多くダンサーさんが登場して、私もその中心で踊っています。けっこうアグレッシブで、スピード感を持った映像になっているので、これまでのPV作品とは違うKOTOKOを味わっていただけると思います。

──今年は、まだまだこの後もいろんな展開が待っているようですね。

KOTOKO:そうなんです。6月24日には台湾でのライブも決まりましたし、夏頃にはファンクラブ限定なんですけど、ツアーもやります。リリース関係でもいろんな展開が目白押しなので、楽しみにしててください。

取材・文●長澤智典

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