リトル・マン・テイト デビュー特集 INTERVIEW編
ジョン(Vo&G):ハハ。よく言われるんだ、それ。リトル・マン・テイトって名前も、それを逆手に取ってつけたからね。
ベン(B):うん。ケーブル・テレビかなんかで。番組表で名前見て「これ、バンド名にいいよね!」ってひらめいたんだ。
ジョン:そうだね。大体そんなもんだね。僕とマズは結構長くバンドやってるしね。
ジョン:最初の音楽体験で行くとオアシスの『ビー・ヒア・ナウ』なんだ。
ジョン:うん。実はそうなんだ。オアシスの最初の全盛期って、まだ僕らが12~13歳の頃だったからね。
マズ(G):そうだね(笑)。でも、聴いてきた音楽自体はいろいろだよ。スモール・フェイセスとかザ・フーみたいなモッズも聴くし。
ジョン:もちろんビートルズもそうだし。
ベン:ストーン・ローゼズやパルプなんかもそうだね。
ダン(D):最近のバンドももちろん。ラーリキン・ラブなんかもさ。
ジョン:もちろん、それは大アリだね! あれがあったから、スターセイラーとかトラヴィスとかの“ニュー・アコースティック”みたいな方向性に行かなくてすんだんだ。エレキ・ギターをガツンと言わせるロックをやっていい自信があれでついたもんさ。
マズ:ああ、それはうれしい褒め言葉だね。僕たちは趣味で始めたバンドだけど、ひとつコンセプトがあるとすれば、それはギターをとにかく大きく鳴らそうってことだったから。
ジョン:両方とも今のイギリスを代表する偉大な詩人だね。でも、ギターや歌詞も含めて、それ以前にオアシスって存在はやっぱり大きかったと思う。あれだけキッズを奮い立たすリアルな音楽がなかったら、今のイギリスの音楽界はどうなっていたか。ゾッとするもの。
ベン:全くもってその通りだよ。
ジョン:よく訊かれることだけど、出身地とネットで人気が出たところ以外、共通点は感じないよ。本人をよく知っているわけでもないし、ましてや対抗しようなんて思わないよ。
ベン:別にシェフィールドだからって、いまだにパルプやデフ・レパードが人気あるというわけでもないしね(笑)。
ダン:いつ何時も“成長したな”って実感が持てるような存在でいたいよね。