──歌詞とリンクした、愛しい人との別れの中で苦しむ心情を描いたミュージック・ビデオですが、それぞれどんな想いで演じましたか?
ジェジュン:僕のシーンは、電話ボックスの前で彼女からの思い出の手紙を読むシーンなのですが、監督さんに“昔を思い出すような切ない顔で空を見上げて”と言われたので、思いっきり悲しい顔で演じました。表情で演技しなければいけなかったので恥ずかしかったですけど、すごく綺麗な映像になりました。
チャンミン:僕のソロは彼女とよく一緒に聴いていた曲をiPodで聴きながら思い出に浸るというシチュエーションだったんですけど、僕の中ではさらに、その曲が「MyDestiny」だったという設定にして、気持ちを込めていったので、とても現実的な感覚で演技ができました。でも、そのiPodを最後に捨ててしまうシーンがあったんですよ。iPodは高いですから、投げるのが本当にもったいなかったです。哀しみを振り切るシーンを撮影しながらも、“iPodが壊れちゃったらもったいないなぁ……”なんてことを考えてました(笑)。
ユンホ:僕も彼女との思い出の時計を投げるシーンがあったんです。
ユチョン:あぁ、でも時計は大丈夫。
──どうして?
ユチョン:偽物の時計を使ったんです(笑)。
ジュンス:高そうな時計だったから心配でスタッフに聞いたら、1000円だと教えてくれたんで安心したんです(笑)。
ユンホ:僕のシーンでは雨を降らせて撮影しました。撮影が夜にスタートしたので、とても寒かったです。でも、雨が降っていたおかげで、より哀しい感情を演技にぶつけることができました。
ジュンス:僕のソロ・シーンは彼女とよく一緒に来た教会で1人、哀しみに浸るシーンでした。自分の彼女だった人が他の人と結婚してしまったというストーリーを自分の中で作って、主人公になったつもりで演じてみました。本当に切なかったですが、みなさんにもその切なさが伝わるといいなと思います。
──みんな彼女との思い出の品がキーワードになっていたんだね。でも、ユチョンはステッキを持っていたよね?
ユチョン:どうしてステッキなのかなぁ?
ジュンス:よく彼女と一緒に手品をしてたんじゃない?
ユチョン:あ、そうかも(笑)!
一同:そんなわけないじゃ~ん(爆笑)。
ユチョン:僕が思うに僕のシーンは、昔彼女と一緒に住んでいた家に今は独りで住んでいるという寂しさを描いているんだと思います。
──おぉ。すごい想像力だね、ユチョン(笑)。
ユチョン:はい(自慢気な表情の微笑み)。
ジュンス:あははは。今回の2曲はメロディと印象がまったく違う2曲ですが、それぞれに東方神起の魅力がたくさん詰まっているので、両方ともたくさん愛して下さい。特に、今回のシングルは寝る前に聴くととてもいいと思います!
取材・文●武市尚子
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