| ■インタヴュー前半:ニュー・シングル「CHURAZIMA」について ──ニューシングルは、1stアルバム『RYUKYUDISK O TECH』にも参加された沖縄のシンガー仲村奈月さんを迎えた初の本格的ヴォーカル・トラックとのことですが。
RKD 1: アルバムを制作していた時からヴォーカルものは作りたかったんですよね。仲村さんにはアルバムでも何曲か参加してもらっていて仲良くなっていたから、今回の作品にも参加してもらうことにしました。
──仲村さんも、テクノとか聴かれるんですか?
RKD 1: 聴きますね。それに洋楽とか、ロックとかも。ノリがわかっているから、パフォーマンスもいいし。なので、こっちも可能性が拡がったというか。アルバムのリリース・パーティでも一緒にライヴをやったんですけど、盛り上げ方とかすごい上手で。本当に元気な……、まさにこんな(シングルの曲のような)感じの人です(笑)。
──ヴォーカルものを制作する上で、いつもと違ったこととかはありましたか?
RKD 1: この曲に関しては、曲のアイデアが先にあったので、そこにどうやってヴォーカルをのせるかを考えました。それに、シングルということもあったから、がっちりテクノというよりは、ポップなものを作りたかったというのもあります。今回は発売されるまで時間があったから、ライヴでどんどんやって時間をかけてゆっくり作っていった感じですね。琉球ディスコは“沖縄→夏”という感じだから、今回の曲は夏にリリースしたかったんですよ。
──今回の歌は、一聴した感じだと外国語のように聴こえます。
RKD 1: 日本語(標準語)だとダイレクトに伝わるんですけど、僕らにしかできない沖縄の言葉でやりたかったんです。
──沖縄の音楽の特色ってどんなものだと思われますか?
RKD 1: いろいろあるんですよね。音階だったり、リズムの使い方だったり、展開の仕方だったり。だからこそテクノと混ぜて実験できるし、やってて面白いんですよ。
──難しいところとかは?
RKD 1: ありますけど、そんなに難しく考えないでとりあえず挑戦します。そうするとうまくいくことが多いんで。
──沖縄の楽器について教えて下さい。
RKD 1: 琉球ディスコのアルバムで使っているのは、三線(さんしん)ですね。あと、板が3枚ついている三板(さんば)っていうのと、四つ竹(よつたけ)って言う板が2枚のもの。これはカスタネットみたいな楽器です。それに、琉球笛や太鼓とかをメインに使っています。僕たちは楽器は弾けないから、音色をサンプリングして使ってるんです。
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