ガービッジ、ダークにアグレッシヴになった4thアルバム登場! INTERVIEW編

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──デイヴ・グロールが「バッド・ボーイフレンド」に参加したきっかけは? 彼の参加によってどんな刺激、変化がありましたか?
ブッチ:クリスマス・パーティで会ったとき、ガービッジの曲でドラムをプレイしてくれないかって頼んだら“いいよ”って言ってくれたんだ。素晴らしいパフォーマンスだったよ。

デューク:そう、エネルギッシュでいいヴァイブがあった。だからあの曲をアルバムの最初に持ってきたんだ。彼と仕事するのは面白かったよ

シャーリー:彼のプレイはすごかった! エネルギッシュで力強くて、わたし達もそのエネルギーに負けないようにパフォーマンスしなきゃって思ったわ。この曲が初めてレコーディングしたものだったから、その後のパフォーマンスにもいい影響を与えたわね。
──ガービッジが登場した頃には、アラニス・モリセット、フィオナ・アップル、ノー・ダウトなども同時期に活躍し、女性のロックというシーンを作りましたが、今もまたアヴリル・ラヴィーン、アシュリー・シンプソンなどが新たなシーンを作っています。実際そういった女の子を見てどう思いますか?
シャーリー:グウェン(・ステファニー/ノー・ダウト)とも話してたばかりよ。わたし達がデビューしたときって、女性ヴォーカリストがたくさんいたけど、10年の間にほとんどの人が消えちゃったわ。新しい世代が出てくるのには、時間がかかる。最近、ようやく新しいムーヴメントが起きたわね。そういうのを見るのは、うれしいわ。アヴリルはまだ若いし、これからどうなるのか楽しみよ。
──前回の来日公演では、東京で1番大きなライヴ・ハウス(Zepp Tokyo)が3日間ソールド・アウトするなど大成功を収めましたが、どんな手応えを感じましたか?
シャーリー:1日ソールド・アウトすれば大成功って思ってたから、ビックリしたわ。それにみんな曲をよく知ってて、一緒に歌ってくれた。“ワオ、なんてクレイジーなの!”って思った(笑)。

スティーヴ:そう、日本のファンは静かだって聞いてたから、ビックリしたよ。

ブッチ:いいショウだった。日本にはコアなファンがいてくれるからうれしいよ。
──日本のファンの間では、'98年のフジロックでシャーリーが脱水症状になってしまったので、ガービッジは夏が嫌いで日本のサマー・フェスティヴァルにはもう来ないとの噂があるのですが、本当ですか?
スティーヴ:あんなに暑いとは思ってなかったよ。ホテルの部屋は冷房がかかってて、すごく寒かったから外も寒いんだろうって思ったんだ。それでスキーパンツにセーター着て行ったんだよ(笑)。

ブッチ:その噂はウソだよ(笑)。でも、スティーヴの格好はすごかった(笑)。全部脱いで、ボクサー・ショーツでプレイしてたよ。暑くて茹でダコみたいになってた。

デューク:そうそう、爆発するかと思ったよ(笑)。

シャーリー:わたしなんか、髪を'50年代風に上で大きくロールしてたの。それがステージに上がったとたん、横にずり落ちてきちゃって(笑)、ものすごく恥ずかしい思いをしたわ! でも、また行くわよ! 日差しは何とかしてくれるでしょ(笑)。
Ako Suzuki, London


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