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通常のホールコンサートのほか、 '01年スタートの『cafe mimo 桃節句茶会』は小編成での自由な表現で人気を 呼び、 さらにピアノソロでの『bonbonniere』は音楽施設に場所を限らず、 アットホームな弾語りを披露するなど、会場は彼女の歌と人柄で温かく包まれ、 リピーターが多いことでも定評がある。 オリジナル・アルバムに加え、 『檸檬』('02年・東芝EMI)、『スヰート檸檬』('08年・ヤマハミュージックコ ミュニケーションズ)といった、 大正・昭和期の日本の名曲をカバーするシリーズをリリース。 “もうひとつのライフワーク”として据えている。 “癒しブーム”の先駆け的存在として、物語性のある音楽をたてつづけに発表し た デビュー当初からの初期、国内外の実力派ミュージシャンとのセッションなどか ら、 自身の音楽性をさらに高めていくこととなった第二期、 そしてすでに<遊佐未森の音楽>が完成の領域に達しようという現在をつうじて つねに<遊佐未森>でありつづけたことは、いわゆる"J-POP"のフィールドからは 地上5センチほど浮きながらも、徹底してオリジナリティーにこだわった彼女の 、 音楽に対する真摯な姿勢の証明であり、デビュー20年を経た現在も 多くのファンやメディアから高い評価と信頼を得つづけている所以である。 代表作に「地図をください」('89年・日清カップヌードルTVCMソング)、 「クロ」('05年・NHK『みんなのうた』放映楽曲)などがある。 '09年6月発表のアルバム『銀河手帖』収録曲「I'm here with you」が、 NHK『みんなのうた』および、NHK地球エコ2009のキャンペーン "SAVE THE FUTURE"で オンエアされるアニメーション『川の光』の メインテーマになるなど、 良質で、年齢層を問わない音楽性にさらなる 活躍が期待されている。

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