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The Good Life / ザ・グッド・ライフは、るCursive / カーシヴのボーカル、Tim Kasher / ティム・ケイシャーが、よりソフトでメロウなソングライティング能力を試すプロジェクトとしてスタートした。
1990年代後半、地元ネブラスカ州オマハのコーヒーショップや友人の家でソロライブを行ない始めていたが、カーシヴがサードアルバム「ドメスティカ」をリリースし大きな注目を集める存在となった2000年に、単なるサイドプロジェクトではなく、パーマネントなバンドとしてザ・グッド・ライフを位置づけるようになる。常に革新的なサウンドを志向するカーシヴとは異なり、“softer rock”と彼自身が定義する、よりメロディアスでプライベートな楽曲を模索し、制作したファーストアルバム”Novena on a Nocturn”は、正式なバンドメンバーは固定せず、カーシヴのドラマー、Clint Schnase / クリント・シュネイズ、The Faint / ザ・フェイントのボーカル、Todd Baechle / トッド・ベイクレイ(キーボードで参加)、オマハシーンを支えるマルチ・ミュージシャン、エンジニア、プロデューサーのMike Mogis / マイク・モーギスとA. J. Mogis / A.J.モーギス兄弟をゲストに迎え、ザ・キュアー、モリッシー、オーケストラル・マヌーヴァ・イン・ザ・ダークなどを引き合いに出される80sシンセポップ的な色合いの強い作品となった。
このアルバムリリース後のアメリカツアーにおいてザ・グッド・ライフは正式にバンドとして活動をスタート。メンバーはRoger Lewis / ロジャー・ルイス(ドラム)、Bright Eyes / ブライト・アイズにも参加したことがあるJiha Lee / ジハ・リー(フルート)、ブライト・アイズのConor Oberst / コナー・オバースト率いるロックバンド、Desaparecidos / デサパレシドスのべーシスト、Landon Hedges / ランドン・ヘッジズ、それにキーボードプレイヤーのMike Heim / マイク・ハイムである。Superchunk / スーパーチャンクやThe Jealous Sound / ザ・ジェラス・サウンドといった名のあるバンドともツアーを行ない、ザ・グッド・ライフは着実にファンを増やしていった。
2001年末、新たにRyan Fox / ライアン・フォックスがメンバーに加わり、ティム、ロジャー、ジハ、ランドンでセカンドアルバム”Black Out”をレコーディング。同アルバムは2002年、カーシヴと同じ地元オマハのサドルクリークからリリースされた。このアルバムのツアーでベーシストとしてStefanie Drootin / ステファニー・ドゥルーティンが参加、以降、ザ・グッド・ライフはティム、ロジャー、ライアン、ステファニーというメンバーで活動を続けていく。
2003年、カーシヴが傑作アルバム”The Ugly Organ”をリリースし全米でブレイクを果たすと、長いツアーで疲弊したティムはカーシヴの活動を一時的に中断し、ザ・グッド・ライフでの活動に専念する。カーシヴとは異なるソングライティングのアプローチをとるザ・グッド・ライフはティムに新たな活力を与え、4人のメンバーで初めて制作され、2004年に発表されたEP”Lovers Need Lawyers”とそれに続くサードアルバム”Album of the Year”は各方面から高い評価を獲得した。シンプルでフォーキーなアコースティックなサウンドに乗せ、ある男女の一年間における出会いと別れを1月から12月までの時系列の物語として綴ったスタイルは、ソングライターとしてのティムのひとつの到達点といえるだろう。「アルバム・オブ・ザ・イヤー」は日本でもサイドアウトレコーズからリリースされ、この年の秋にはイースタンユースとのライブで初来日を果たしている。
2005年秋以降、ティムはカーシヴの活動を再開させ、2006年夏に5作目となる”Happy Hollow”をリリース。来日公演も含めツアーも精力的に行ったが、並行して長年の夢である映画の脚本の執筆にも取り掛かっていた。今作”Help Wanted Nights”は、もともとはその映画のサウンドトラックとしてティムが作曲を進めていたものをベースとして、バンドでレコーディングしたものである。
「自分はボーカリストでもギタリストでもなく、ソングライターだと思っている。」と話すティム・ケイシャー。ストーリーテラー=語り部としての才能をより発揮できるザ・グッド・ライフは、”Help Wanted Nights”においてさらにシンプルでソフトなサウンドで、人々の日常の物語を描くことに成功している。「カーシヴのボーカリストによるサイドプロジェクト」という定義を超え、ザ・グッド・ライフは、カーシヴと並ぶ強力な存在感を放っているのである。
1990年代後半、地元ネブラスカ州オマハのコーヒーショップや友人の家でソロライブを行ない始めていたが、カーシヴがサードアルバム「ドメスティカ」をリリースし大きな注目を集める存在となった2000年に、単なるサイドプロジェクトではなく、パーマネントなバンドとしてザ・グッド・ライフを位置づけるようになる。常に革新的なサウンドを志向するカーシヴとは異なり、“softer rock”と彼自身が定義する、よりメロディアスでプライベートな楽曲を模索し、制作したファーストアルバム”Novena on a Nocturn”は、正式なバンドメンバーは固定せず、カーシヴのドラマー、Clint Schnase / クリント・シュネイズ、The Faint / ザ・フェイントのボーカル、Todd Baechle / トッド・ベイクレイ(キーボードで参加)、オマハシーンを支えるマルチ・ミュージシャン、エンジニア、プロデューサーのMike Mogis / マイク・モーギスとA. J. Mogis / A.J.モーギス兄弟をゲストに迎え、ザ・キュアー、モリッシー、オーケストラル・マヌーヴァ・イン・ザ・ダークなどを引き合いに出される80sシンセポップ的な色合いの強い作品となった。
このアルバムリリース後のアメリカツアーにおいてザ・グッド・ライフは正式にバンドとして活動をスタート。メンバーはRoger Lewis / ロジャー・ルイス(ドラム)、Bright Eyes / ブライト・アイズにも参加したことがあるJiha Lee / ジハ・リー(フルート)、ブライト・アイズのConor Oberst / コナー・オバースト率いるロックバンド、Desaparecidos / デサパレシドスのべーシスト、Landon Hedges / ランドン・ヘッジズ、それにキーボードプレイヤーのMike Heim / マイク・ハイムである。Superchunk / スーパーチャンクやThe Jealous Sound / ザ・ジェラス・サウンドといった名のあるバンドともツアーを行ない、ザ・グッド・ライフは着実にファンを増やしていった。
2001年末、新たにRyan Fox / ライアン・フォックスがメンバーに加わり、ティム、ロジャー、ジハ、ランドンでセカンドアルバム”Black Out”をレコーディング。同アルバムは2002年、カーシヴと同じ地元オマハのサドルクリークからリリースされた。このアルバムのツアーでベーシストとしてStefanie Drootin / ステファニー・ドゥルーティンが参加、以降、ザ・グッド・ライフはティム、ロジャー、ライアン、ステファニーというメンバーで活動を続けていく。
2003年、カーシヴが傑作アルバム”The Ugly Organ”をリリースし全米でブレイクを果たすと、長いツアーで疲弊したティムはカーシヴの活動を一時的に中断し、ザ・グッド・ライフでの活動に専念する。カーシヴとは異なるソングライティングのアプローチをとるザ・グッド・ライフはティムに新たな活力を与え、4人のメンバーで初めて制作され、2004年に発表されたEP”Lovers Need Lawyers”とそれに続くサードアルバム”Album of the Year”は各方面から高い評価を獲得した。シンプルでフォーキーなアコースティックなサウンドに乗せ、ある男女の一年間における出会いと別れを1月から12月までの時系列の物語として綴ったスタイルは、ソングライターとしてのティムのひとつの到達点といえるだろう。「アルバム・オブ・ザ・イヤー」は日本でもサイドアウトレコーズからリリースされ、この年の秋にはイースタンユースとのライブで初来日を果たしている。
2005年秋以降、ティムはカーシヴの活動を再開させ、2006年夏に5作目となる”Happy Hollow”をリリース。来日公演も含めツアーも精力的に行ったが、並行して長年の夢である映画の脚本の執筆にも取り掛かっていた。今作”Help Wanted Nights”は、もともとはその映画のサウンドトラックとしてティムが作曲を進めていたものをベースとして、バンドでレコーディングしたものである。
「自分はボーカリストでもギタリストでもなく、ソングライターだと思っている。」と話すティム・ケイシャー。ストーリーテラー=語り部としての才能をより発揮できるザ・グッド・ライフは、”Help Wanted Nights”においてさらにシンプルでソフトなサウンドで、人々の日常の物語を描くことに成功している。「カーシヴのボーカリストによるサイドプロジェクト」という定義を超え、ザ・グッド・ライフは、カーシヴと並ぶ強力な存在感を放っているのである。
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