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エラ・フィッツジェラルドから名付けられたというエラ・メイは1994年イギリス・ロンドン出身。

12歳で米ニューヨークに移り、高校を卒業した後に帰国。2014年、“Arize”という3人組グループで人気オーディション番組『Xファクター』に出場するも結果は残せずグループは解散。翌2015年にソロ活動をスタート。SoundCloudにアップした音源が注目されDJマスタードによって彼のレーベル<10 Summers Records>と契約。2016年『Time』、『Change』2作のEP盤を、2017年EP『Ready』をリリース。その『Ready』の冒頭を飾っていたのが「Boo’d Up」だった。

2018年に入りインタースコープからメジャー展開されたこの曲は瞬く間に全米シングル・チャート(Billboard Hot 100 Singles)を上昇、7月には最高5位を記録する大ヒットに。ライヴも定評のある彼女は、2017年にケラーニのツアーでサポートアクトを努め、2018年にはジェイ・Z&ビヨンセの“On The Run II”ツアーLA公演(会場:Rose Bowl)に出演した他、ブルーノ・マーズ”24K MAGIC”ツアーのサポート・アクトに大抜擢。本国では10月リリースの1stアルバム『エラ・メイ』は発売12日でゴールド・セールスを記録、「Boo’d Up」はクアドラプル・プラチナ、続くシングル「Trip」もダブル・プラチナと快進撃を見せ、2019年2月発表の第61回グラミー賞では、主要部門の年間最優秀楽曲賞(Song Of The Year)を含む計2部門にノミネート、見事、最優秀R&B楽曲賞(Best R&B Song)を受賞した。

5月のBillboard Music Awardsでは新人賞(Top New Artist)含め計6部門7ノミネートを受け、結果「Top R&B Artist」「Top R&B Female Artist」「Top R&B Song」の3部門を受賞という大活躍。R&B界の未来を担う女性アーティストとして世界を席巻している。