U2のBonoがR.E.M.のPeter Buckの性格について弁護証言

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3月25日(月)にロンドンで行なわれたR.E.M.のギタリストPeter Buckの“空の騒動”裁判で、U2のヴォーカリストBonoがBuckの弁護に姿を現した。英国のニュース・ウェブサイトthisislondon.comによると、BonoはBuckは“物静か”で“平和的”な人間であると証言した。

この事件は11カ月前にシアトル発ロンドン行の英国航空機内で起こったもので、Buckの容疑は飛行機内での泥酔、客室乗務員への暴行2件、航空会社の食器類の破損となっている。

Bonoは法廷で、20年近い友人であるBuckが、容疑をかけられているような犯罪行為を行なうのは、とうてい信じがたいと語った。「一緒にボクシング観戦に行こうとしたら、乱暴すぎるからとか何とか言って、腕をひねり上げてむりやり連れて行かなければならなかったくらいで、とても同じ人物の話とは思えない」「すべてが馬鹿げてるし、とんでもなく奇妙な出来事だと思う」

Buckは先週の法廷供述で、機内では睡眠薬を飲んでいて、ワインはグラス3杯までしか飲んでいないとしていた。また、自らの行動についてはまったく記憶がないと主張している。しかし、目撃者たちの証言は違っており、彼は英国航空の乗務員に止められるまでに15杯ほどのワインを飲んでいたとされている。

Bonoは、過去にBuckがアルコール摂取により悪酔いしているところを目撃したことがあるかと尋ねられると、次のように答えた。「まったく、ただの1度も彼が泥酔しているところを見たことがないし、彼がドラッグを摂取しているのを見たこともない」。それどころかBuckは「実際にとても平和的なことでみんなによく知られている」とBonoは語った。「音楽業界に大勢の人たちがいる中で、よりによって彼だなんて、自分の目と耳を疑ってしまった」

機内でのBuckの行動は、機内食サービス用のカートをひっくり返してナイフを盗もうとしたり、機長が与えようとした忠告に対し平然と刃向かい、警告書を破り捨てて「お前はただの機長じゃねえか。俺はR.E.M.だぞ」と言い放ったなどとされている。

Neal Weiss, Los Angeles LAUNCH.com
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