Smash Mouth、新ドラマー採用への長い試練を乗り越える

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Smash Mouthの新ドラマーは元Tripping DaisyのドラマーMitch Marineにようやく決まったが、そこまでたどり着くには長くて険しい道のりであった。もともとのドラマー、Kevin Colemanは、'99年のアルバム『Astro Lounge』制作中に激しい腰痛に見舞われた。シンガーSteven Harwellいわく、Colemanの腰痛は目も当てられないほどひどく、これ以上演奏を続けられないのは明らかであった。バンドは断腸の思いでその決定をしたが、同時にHarwellはColemanの後継者に多大な期待を寄せていた。

「このことはバンドにとっての試練だった。Smash Mouthには独特のサウンドと独特のスタンスがあるから新しいドラマーを採用して即“Smash Mouthのドラマー”になってもらうことは簡単なことじゃなかった」とHarwellは語ってくれた。「2、3人試してみてMichael Urbanoというドラマーを採用し、“All Star”とその他数曲を担当してもらうことになった。彼はほんとに文句なしのドラマーだったから、最初彼がメンバーになるとは思ってなかった。というのも、彼はこの業界で屈指のドラマーだがどちらかと言えばスタジオ派かなと思ってたからだけど、彼はツアーに戻りたがってたんだ。2週間ほど一緒に活動してるうちに俺達が必要としていたドラマーに変身していったからほんと変な感じだった。そしたら、彼がレコード制作をすることになって彼を手放さなきゃならないことになってしまったんだ」

 最終的にはHarwellとSmash Mouthは再び募集広告をだし、Marineに出会って問題は解決した。「Tripping DaisyのメンバーだったMitch Marineのオーディションテープを受け取っていた。彼は合格だった。彼は余裕で合格だった。ドラムを安定したテンポで叩いてくれる限り……ドラマーを病で失った場合、入れ替えをスムーズに行うのは難しいよ」

Smash Mouthにまたメンバー交替の可能性があるかきいてみたところ、Harwellは「ない、絶対ない。そうなったらバンド解散だよ」と断言した。

-- Darren Davis, New York
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