MR. BIGのエリック・マーティン、ニュー・アルバム制作でポール・ギルバートとの関係に変化

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MR. BIGのフロントマン、エリック・マーティンとギタリストのポール・ギルバートは、80年代後半にバンドが結成されたときからの付き合いで、長年、曲を共作してきたが、マーティンは、間もなくリリースするニュー・アルバム『Ten』の制作を通じ、ようやく、ギルバートのことを知るようになったという。

マーティンは、『Ten』のためにギルバートと行った曲作りの過程について『Laughingmonkeymusic』のインタビューで、こう語った。「このアルバムではプリプロダクションがあった。僕とポールで曲を作り、一緒にデモも制作した。曲作りもレコーディングも、それ以外で一緒に過ごすのも、すごく楽しかった」

「僕は過去に、彼と多くの曲を作ってきた。でも、ツアー・バスの中で、彼はヘッドフォンをつけ音楽を聴いていた。これはずい分前の話だ。彼は自分の世界で生きているって感じだった。僕は冷蔵庫の横から離れず、ビリー(・シーン/B)とワインなんかを飲んだりお喋りしていた…。でも、ポールは物静かで控えめだった。ちゃんと話をしたことがなかったんだ。一緒に曲は作っていたけど、彼のことをよく知らなかった。バンド・メンバーとしての彼のことは知っていたが、彼の人生については知らなかった」

「(昨年)11月に新曲を作っていたとき、僕は、彼の家の近くのAirbnbに滞在していたんだ。それで朝起きると、彼の妻や息子とコーヒーを飲んでいた。日本の家庭だ。家やレコーディング・スタジオには靴を脱いでから入る。彼女は日本食を作ってくれた。本当に本当にクールで、居心地が良かった。僕とポールは素晴らしい会話を交わした。いい感じだったよ」

「僕らが作ってきた多くのアルバムの中で、僕がこんなに楽しんだのは、ファーストとセカンド以来じゃないかな。僕ら、人生のあらゆることについて話をするのを楽しんだ。僕の人生について彼に語ると、“知らなかった”なんて言われたよ。本当に本当に良かった」


MR. BIGの7年ぶりの新作、通算10枚目のスタジオ・アルバムとなる『Ten』は今週金曜日(7月12日)にリリースされる。



Ako Suzuki
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