【ライブレポート】SARD UNDERGROUND、初野外ワンマンで全18曲披露「めっちゃ晴れましたね!」

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ZARDトリビュートバンドとして2019年に始動したSARD UNDERGROUNDが、デビュー5周年イヤーを迎えた。ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日、自身初のお台場・野外ワンマンライブ<SARD UNDERGROUND ONEMAN LIVE 2024 ODAIBA SPECIAL>では、「揺れる想い」「心を開いて」をはじめとしたZARD名曲カバーとオリジナル曲など全18曲を披露。青く澄んだ空のもとで行われた同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆SARD UNDERGROUND 画像

5月1日から6日、東京・お台場で開催中のわんちゃん同伴で参加可能な日本最大級の音楽イベントが<LIFESTYLE with DOGS>だ。その4日目に開催されたのが、ワンマンライブ<SARD UNDERGROUND ONEMAN LIVE 2024 ODAIBA SPECIAL>となる。

オープニングを飾ったのはZARDの夏の名曲カバー「揺れる想い」だ。“♪青く澄んだあの空のような〜”という歌詞の通り、雲ひとつない快晴の真っ青な空のもと、清涼感あふれるバンドサウンドと神野友亜(Vo)の伸びやかな歌声が会場に響きわたる。続く2曲目もZARDの名曲カバー「きっと忘れない」だった。神野のボーカルに、杉岡泉美(B)、坂本ひろ美(Key)のコーラスを加えて深みを増した歌い出しが美しく、集まったオーディエンスが一気に引きつけられた。

「皆さんこんにちは! SARD UNDERGROUNDです! めっちゃ晴れましたね!」

と、メンバーが客席に声をかけ、自己紹介を交えたMCを挟んで披露されたのは、オリジナル曲「あの夏の恋は眩しくて」。この季節にぴったりの爽やかさとノスタルジーを感じさせるナンバーだ。そして、「世界はきっと未来の中」へ。青空を突き抜けるようなサウンドが壮快で、杉岡と坂本のサウンド&プレイも開放的だ。野外ならではの空気感がバンドサウンドに果てしない広がりを与えているのかもしれない。


「ゴールデンウイークにライブができるなんて幸せです。みなさん、共有の思い出作りましょう!」

とのMCの後、神野が「大好きなZARDさんの曲です」と紹介したのは「心を開いて」。初夏のステージに似合う楽曲の爽やかな演奏に続けて、坂井泉水の未公開詞をもとにしたオリジナル曲「少しづつ 少しづつ」をしっとりと聴かせた。その後もZARDのバラードの名曲「永遠」、ミディアムテンポのポップチューン「夏を待つセイル(帆)のように」と、ZARD名曲カバーと自身のオリジナル曲を織り交ぜた夏曲が次々と演奏される。野外ステージで聴く名曲の数々はまた格別だ。

「今日がみなさんにとって特別な日になればと思ってます」と坂本が“語ったが、間違いなく観客にとってもメンバー自身にとっても、特別な時間となっているに違いない。

そしてライブは後半戦へ。ZARDの坂井泉水(Vo)がDEENに歌詞提供し、ZARD自身がセルフカバーした夏の定番曲「瞳そらさないで」。そして「運命のルーレット廻して」に続いて、こちらも坂井泉水がFIELD OF VIEWに作詞提供し、セルフカバーした「DAN DAN 心魅かれてく」が披露された。ダイナミックなサウンドとボーカルが会場を一層盛り上げると、一気にクライマックスへ。


「5月4日は『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンくんの誕生日」という話題とともに披露されたのは、TVアニメ『名探偵コナン』エンディングテーマの「空っぽの心」だ。続いて、「黒い薔薇」「愛は暗闇の中で」「Don’t you see!」とアッパーなロックチューンを立て続けに披露。杉岡がMCで「念願の野外」と語っていたが、その気持ちを込めた熱い演奏を続け、ライブ本編のラストを「負けないで」で締めくくった。誰もが知っているZARDの国民的応援ソングを迫力あるサウンドで届けたSARD UNDERGROUNDに、会場を埋め尽くしたオーディエンスから全力の拍手が贈られた。

アンコール1曲目は、“不幸な動物たちを無くしたい”という思いが込められたメッセージソング「役者犬のうた」。保護犬の問題にも取り組んできたこのイベント<LIFESTYLE with DOGS>出演のきっかけの一つともなった曲だ。会場にはわんちゃんを連れた方々も見受けられる。SARD UNDERGROUNDのメッセージがステージから届けられた。

最後のナンバーは「マイ フレンド」だった。明日への希望を感じさせる応援ソングをオーディエンスの贈り、SARD UNDERGROUNDのお台場初野外ライブは幕を閉じた。

「今日は今日しかない」「みなさんと過ごせる一瞬一瞬を大切にしたい」とMCで語っていたSARD UNDERGROUNDだが、メンバーにとってもオーディエンスにとっても特別な1日となったはず。9月に開催される5周年記念全国ライブツアーへ向けて、ますます期待が高まるステージとなった。

■<SARD UNDERGROUND ONEMAN LIVE 2024 ODAIBA SPECIAL>5月4日(土/祝)@東京・お台場特設野外会場 お台場青海地区 P区画 セットリスト

open11:15 / start12:00
01. 揺れる想い [tribute 2023]
02. きっと忘れない [tribute 2024]
03. あの夏の恋は眩しくて
04. 世界はきっと未来の中
05. 心を開いて [tribute 2024]
06. 少しづつ 少しづつ
07. 永遠 [tribute 2024]
08. 夏を待つセイル(帆)のように
09. 瞳そらさないで
10. 運命のルーレット廻して
11. DAN DAN 心魅かれてく [tribute 2024]
12. 空っぽの心
13. 黒い薔薇
14. 愛は暗闇の中で
15. Don't you see! [tribute 2024]
16. 負けないで [tribute 2024]
encore
en1. 役者犬のうた
en2. マイ フレンド [tribute 2024]

■初の全国ツアー<SARD UNDERGROUND LIVE 2024>

9月07日(土) 福岡・福岡トヨタホール スカラエスパシオ
9月14日(土) 宮城・仙台PIT
9月16日(月) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
9月20日(金) 愛知・ダイアモンドホール
9月22日(日) 大阪・Zepp Namba

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