【俺の楽器・私の愛機】1586「初めてのエレキ、そしてシグネイチャーモデル(嘘)へ」

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【Fender Japan ST62-TX】(東京都 mukachang 12番目の素数歳)


#1449に載せていただいたものです。私の書いた買い物のモットー「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」を名言とお褒めいただき、きっと何名かのGAS患者の心も支え、症状悪化に一役買えたのではとほくそ笑んでいます。

さてそんな私の初エレキは、高校2年生のときに手に入れたこのストラトです。

中学3年生にアコギを始めたものの、そのうち興味はバンド、そしてエレキに。高校2年生のときに御茶ノ水の某楽器店に行き、もっとカラフルで安いギターに興味がそそられる私に「こっちの色のほうが飽きが来ないのでは?」との同伴していた父の助言もあり、少しの小遣いと多額の親の援助で購入したものです。

その後大学のバンドサークルに入ってからは、たとえ元曲がレスポールだろうがこいつ(とBD-2)ですべて乗り切ってきました。社会人になってから何年も放置してしまったこともありますが、ちょっとガリがでただけでネックも反らず、まだ元気に鳴ってくれます。

実家がよっぽど劣悪な環境だったのか手入れが悪かったのか、買ってすぐに金属パーツはくすみとサビだらけ。さらに雑に机へ立てかけたせいで落っことしてできた傷が(写真では見えづらいですが)側面に山程。こうなっちゃった時は凹みましたが、いまはそれすら「ワシが育てた」と愛おしく感じてます。そういえばつまみやピックアップカバーもこんなに変色してなかった気がします。

みんなと音を合わせる難しさ、音作りの奥深さ、そしてバンドの楽しさをこいつで教わりました。今も持ってるストラトはこいつだけだし、特に不満もないので改造もしていません。縁あってこれより良い(とされる)他のタイプのギターもいくつか持ってますが、こいつだけは手放せません。思い出の量が違います。

いま所属する社会人バンドサークルでの出番もちょいちょい作れてるので、これからもよろしくね。

ところで、このギターが元になった62年製ストラトを使うミュージシャンと言えば、日本語ロックの礎を作ったあのバンドやその後ユーミン等のレコーディングに参加している、コンプたっぷりの音が特徴的なあのレジェンドがいらっしゃいますが、その方のサイン会でバックプレートの裏にサインを頂きました(これだけ外して持っていってお願いしたら「お、おぉ・・・」って言われました笑)。

これでこのギターははれて世界で1本だけのシグネイチャーモデルとなったので、ますます手放せませんね(え、違う?ほ、ほら、サインは英語でsignatureだし・・・)。



   ◆   ◆   ◆

いきなり名前が「12番目の素数歳」。ノートレかよ。37歳かな。もひとつ「そのレジェンドって誰?」とモヤモヤしている読者のために、回答は鈴木茂ですね。スッキリ☆。それにしても今でもきれいで大切に弾かれてきたことがうかがえるストラトです。写真からも伝わってきます。でもこのサンバーストはちょっと変わってるなあ。エッジが真っ黒じゃないよね。あの当時のフェンダージャパンでシエナサンバーストとかなかったと思うけど…さすがシグネイチャーモデルってことでしょうか(笑)。それにしてもお父様の助言が神でした。感謝ですね。大人の言うことにはきちんと耳を傾ける、これ大事ってことです。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
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