アリス・クーパー「音楽でAIを使っていいのはポール・マッカートニーだけ」

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Photo by Rob Fenn

AI(人工知能)を使い音楽を生成することについて、アリス・クーパーが物申した。

◆アリス・クーパー動画

オーストラリアのモーニング・ショウ『Studio 10』にゲスト出演した彼は、「俺だったら、AI使っていいのはポール・マッカートニーただ一人って法律を作る」と話した。「他の奴は違反だ。ポール・マッカートニー、ああ、君はAIを使っていい。ザ・ビートルズの新曲を聴きたくない奴なんていないだろ?」

マッカートニーは6月、ジョン・レノンが遺したデモ・テープをもとにAIを活用し、ザ・ビートルズの曲を完成させたと明かした。ただ、これは「ちょっと劣化したカセットテープからジョンの声を抜き出す」ことや「ジョンの声とピアノを分ける」プロセスに使用したのであり、AIで新たに曲を生成したわけではない。マッカートニーはその後、「混乱や憶測があることに気づいた。当て推量がたくさん出回っているようだ。いまの段階で多くは明かせないが、これははっきりさせておきたい。人工的もしくは合成的に作られたものではない。すべてリアルで、僕らがプレイしている。既存の録音物を浄化したんだ」と説明している。

このザ・ビートルズの楽曲は、年内のリリースを予定している。

AIによる音楽の生成が広まりつつある中、グラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーは、受賞の対象となるのは人間のクリエーターのみとのルールを設けた。


Ako Suzuki

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