イアン・ギラン「リッチー・ブラックモアはルームメイトだったし、悪く思いたくないが…」

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ディープ・パープルのフロントマン、イアン・ギランは、リッチー・ブラックモアとのリユニオンの可能性について問われると、ふたりが別の道を歩むことになった経緯を説明し、ブラックモアの復帰は現メンバーに対して失礼だと話した。

◆イアン・ギラン動画

ギランはスペインのRockFMのインタビューで、こう語った。「ディープ・パープルっていうのは僕が加入する以前から1つのファミリーだった。1968年は、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、イアン・ペイス、ニック・シンパー、ロッド・エヴァンスだった。ロジャー・グローヴァーと僕は1969年に加入した。それから、デイヴィッド・カヴァデールやグレン・ヒューズなんかがいた期間があった」

「僕らは『Perfect Strangers』で再結成したが、ちょっと(以前とは)違っていた。リッチーは変わっていた。僕ら全員がそうだったんだろうが。リッチーはディープ・パープル時代、僕のルームメイトだった。よく一緒に騒いでた。だから、ネガティブなことは考えたくない。冗談がきつい、偉大なギタリストとしてのリッチーとは、素晴らしい思い出がいっぱいある。プロフェッショナルで、そういう意味では本当にいい奴だ。でも、リユニオンしたとき、リッチーの中の何かが変化していた。僕らも全員、そうだったんだろう。だから、相互関係は同じではなかった。難しくなった。その結果、対立がおこった。僕が解雇されたんだ。なぜなら、僕はもっとツアーがやりたくて、リッチーはもっと減らしたがっていたからだ。ある日、ミーティングがあり、僕は“南アメリカに行くのはどうだろう? ロシアは? 世界中を回るのは? 僕らはライヴ・バンドなんだから”って発言したんだ。そしたら翌日、リッチーはマネージメントに“彼か俺かだ”って言ったんだ。彼らはリッチーを選んだ。それはいいんだよ。その後、彼らは誰だったか覚えていないが、別のシンガーとアルバムを作った。そしたら、レコード会社が“イアンを戻すか、契約を破棄する”って言い出したんだ。だから、僕はディープ・パープルに戻った。リッチーはキレたよ。彼には気に食わなかったんだ。それで最終的に彼は去った」

「僕らは家族だから、離婚みたいなものだ。彼は出て行った。でも、彼はいなくなった後もこのバンドをコントロールし続けたがっていた。それ以来彼はずっと目の上のたんこぶだ(笑)。でも、僕らの関係は、最近ずい分良くなったんだ。彼のマネージャーによるところが大きい」

そして、「グランド・リユニオンみたいなものをやろうってアイディアは、いま生きているディープ・パープルに対し全くもって無礼なことだと思う。酷いことになるだろう。雰囲気は最悪で、人工的だ。金のためだけになるだろう。なぜなら、そこに愛はない。一体感はない」

「ディープ・パープルの要素の25%は即興で、僕らにはいま、素晴らしいミュージシャンがいる。リッチーがどれだけ練習しているかも知らないし……。まあ、長い話はできるが、簡潔な答えは“ノー”だ。元妻だ。僕らはよりを戻したがってはいない」

ギランは2020年秋、数年前からブラックモアとの関係が改善し、連絡を取り合うようになったと話していた。

ディープ・パープルは今年、ギタリストのスティーヴ・モーズが脱退し、サイモン・マクブライドが正式にバンドに加入したことを発表した。


Ako Suzuki
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