【インタビュー】SHARE LOCK HOMES、ミニアルバム『jumble』が“ごちゃ混ぜ”になった理由

ポスト


YUMA、SHIRAHAN、RYO、KARASUからなる“踊ってみた”出身、そこから日本武道館制覇を目指している4人組ダンスヴォーカルグループ、SHARE LOCK HOMES(読み:シェアロックホームズ)が7月13日、新曲3曲+カバー2曲を収録したミニアルバム『jumble』をリリース。1月からスタートしたグループ初の47都道府県ツアー<SLH電鉄〜47都道府県ツアーの巻〜>も、今作リリース直後の7月16日に東京・Spotify O-EASTで開催する公演でフィニッシュ。そんな彼らに今回47都道府県ツアーの裏話、その間に制作したという『jumble』について話を聞いて、見えてきたSLH流の変化する勇気とは。

  ◆  ◆  ◆

■この47都道府県ツアーでゼロから始めようという感覚

── <SLH電鉄〜47都道府県ツアーの巻〜>、お疲れさまです。

全員:はい!

── 冒頭からこんなお話をするのは自分でもどうかと思うのですが、あえてしますね。47都道府県をやると、一緒にいる時間が長くなるが故にメンバーの仲が悪くなるというのをよく聞くのですが。単刀直入にSLHさんはそこはどうなのかというのをまず聞きたくて。

YUMA:(即座に)残念ながら変わらず!! 必ず朝は全員でラーメン食べに行ってますし。

KARASU:ほんっとーに変わってないです(笑)。

YUMA:そもそも俺たちはずーっと一緒にいましたから。一緒に住んでるよりましです。一緒に住んでると寝るのも一緒ですけど、ツアーはホテルなんで。寝る時は別ですから。お風呂とかも順番待たなくていいですし。

── ツアーは一番長いときで、どれぐらい行ったきりになっていたんですか?

YUMA:11泊12日とかありましたね。

KARASU:さすがに帰りたいと思いました(笑)。

RYO:車の走行距離でいうと、北海道から鹿児島までを往復する距離をその11泊12日で移動してたんで、めちゃくちゃ大変でした。

── それでも、このタイミングでツアーを決行してよかったですか?

YUMA:もちろん。僕らとしては、コロナ禍で1回お客さんが離れちゃったイメージなんで、このツアーでゼロから始めようという感覚で。

KARASU:徐々にコロナの規制も緩和されていって、それが47都道府県をやってる間に、顕著に現場にも反映されてきてて。その変化を日々身をもって体感することができました。

SHIRAHAN:だから、車移動がきついだけなんですよ。

YUMA:日々のライブは大変じゃないもんね。

▲YUMA

── 素朴な疑問なですが。<SLH電鉄〜47都道府県ツアーの巻〜>というタイトルなのに、なぜ電車ではなく車で移動してるのですか?

SHIRAHAN:ねっ(笑)。これね、最初は新幹線とかの交通機関を使って移動しようとしてたんですよ。だけど、車を買いました。

── 買っちゃったんですか?

YUMA:中古で買いました。ハイエースを。恐ろしい距離を走ってますから、ツアー終わったら廃車です(笑)。このSLH号は。

KARASU:地球半周分ぐらい走ったんで。

SHIRAHAN:廃車になっても、車を買って、そこに機材とみんなを乗せて移動したほうが電車よりも安上がりだねということになったんです。計算したら。ツアー組んだ時点では、規制があってフルキャパでお客さんを入れることができなかったんですね。そうすると他のところの予算を切り詰めるしかないので。今回は車移動を選んだ方がいいねって話し合いをしたのが<SLH電鉄〜>のタイトルをつけた後だったんで、こうなっちゃったんです。

▲SHIRAHAN

RYO:だから、僕はツアーに出る4日前に車移動だって知りましたから。

SHIRAHAN:こんなバカみたいなこと、歳とったらできないですから。これが最後のチャンス。車で日本を回るのなんて。

YUMA:2回目はないね。体がもう無理。

── ライヴは各地大盛況だったんですか?

YUMA:そうですね。島根県以外は。

── ん? ……ええーっ!!

KARASU:島根のファンの方もきっといると僕は信じてるんですけど、今回島根のキャパ自体が少なくて。そこにいろんな人が応募してくれたんですね。それでライヴ当日「今日島根から来た人?」って聞いたら0人やったんですよ。んで、別で山口に行ったときに下関でご飯食べてたとき、「すいません、SLHさんですよね?」って話しかけてくれたファンの方は島根出身だっておっしゃってました(笑)。

YUMA:なら、ライヴ来てよって。

KARASU:応募して当たらへんかったの。きっと。

◆インタビュー(2)へ
この記事をポスト

この記事の関連情報