【ライブレポート】双極スペクトラム、禊バースデーワンマンで新曲&新衣装披露

ポスト

2月、東京・club asiaにてデビューワンマンライブを行ったメンズアイドルグループ・双極スペクトラム。その6か月後である8月16日、彼らは、club asiaのすぐ隣のライブ会場TSUTAYA O-WESTにいる。この日は禊バースデー&双極スペクトラム2度目のワンマンライブ<禊Birthday ONEMAN「~失う未来は何一つ無い~決戦、TSUTAYA O-WEST」>だ。

◆ライブ画像

この日もステージではバックバンドがスタンバイ。双極スペクトラム(以下、双極)のライブではお馴染みになったが、アイドルのライブではまだまだ珍しいスタイルだ。バックバンドが付くことで、より大きなエネルギーが放出される双極スペクトラムのステージは迫力満点。さらに、活動している中でメンバーの脱退もあったが、新体制や歌振りを数日の間に確立するなど、メンバー5人の成長には目を見張るものがある。

▲禊

SEとともにメンバーが登場すると、1曲目「モノクロレター」からライブをスタート。曲が始まるや否や、田嶋はるが「禊、誕生日おめでとう!」と本日の主役へ元気に呼びかけた。はじめは全体的に少し動きが硬いように見えたが、徐々に身体が動き始め、ダンスもダイナミックになっていく。「Call of Destiny~幻想の未来とその果てに~」がセットリストの2曲目に入っていたのは少し意外だったが、続く「救済バタフライ」、「千年恋歌-五月雨-」と、緩やかに盛り上がっていく流れがちょうど心地良い。
▲田嶋はる

しかし、会場が熱してきたのも束の間、メンバー5人は自己紹介を挟み、軽く挨拶をすると、そのままさらりとステージ袖へ捌けてしまった。暫くして和テイストのSEが鳴ると、新衣装にチェンジしたメンバーが再びステージへ登場。コール&レスポンスで会場を煽り、そのままの勢いで新曲「無常論」を届けた。斬新な曲調、ガラッと雰囲気の変わった和風の衣装が、また一つ双極の表現の幅を広げている。

▲シヅキ

MCでは、その新曲に関する情報も。新衣装は、デザイナーとして仕事をしていたことがあるメンバーのシヅキがデザインしたとのこと。こうしたメンバー各々の個性を最大限に活かしているところも、このグループの魅力の一つだろう。さらに、新曲「無常論」のミュージックビデオ制作、歌ってみたリレー企画の実施、10月8日のTSUTAYA O-EASTでの主催イベント開催などの発表もあった。

▲ゆう

ライブ後半は「盲目信教BANBAN罪」、「オオカミ男と月兎」など、ノリの良いナンバーを畳みかけ、会場を盛り上げていく。また、11曲目「月詠センチメンタル」では、メンバーが思い思いに、曲中で歌っているアニメの台詞を紹介。ゆうと田嶋はるのアニメキャラのモノマネに会場からは大きな笑いが起こった。さらに、禊のバースデーケーキには、お菓子で作られたお金、大量のお札がびっしりとトッピングされており、アイドルのイメージとのギャップに、ファンのみならずスタッフからも突っ込みを入れられていた。

▲あき

ラストは「愛情欲求シンドローム」。禊のイメージカラーであるブルーのキンブレが会場を照らすなか、キレの良いアグレッシブなダンスと最高の笑顔を届けてくれた。


デビューワンマンからわずか半年。まだまだ可能性が秘められている双極スペクトラム。アウトローで少し不器用な面もある彼らだが、“唯一無二のアイドル”として一心不乱に突き進んで欲しい。

文◎藤代冬馬
写真◎上野宏幸

セットリスト

01. モノクロレター
02. Call of Destiny~幻想の未来とその果てに~
03. 救済バタフライ
04. 千年恋歌-五月雨-
05. 無常論
06. あのね
07. 盲目信教BANBAN罪
09. オオカミ男と月兎
10. 神と下剋上
11. 月詠センチメンタル
12. 本格中華君攻略法
13. チュートリアル
14. 愛情欲求シンドローム

今後のスケジュール


・New Single 「無常論」リリース決定
・2021年10月8日 東京・TSUTAYA O-EAST
<田嶋はる・ゆう・あき 共同生誕主催フェス「IKUSABITO之宴」>開催決定

<TSUTAYA O-WEST成功記念公演「だがそれがいい‼︎」>

2021年8月28日(土)東京・新宿WALLY

OPEN/START 16:00/16:30
ADV/DOOR ¥3,000/¥0

e+にて8/21(土)10:00〜発売開始
https://eplus.jp/sf/detail/3479740001-P0030001
当日券無料

◆双極スペクトラム オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報