デイヴィッド・カヴァデール、ディープ・パープル殿堂入り時の混乱を語る
デイヴィッド・カヴァデールが、2016年にディープ・パープルがロックの殿堂入りしたとき、その舞台裏で起きていた出来事について語った。
◆デイヴィッド・カヴァデール画像
彼およびグレン・ヒューズの以前の発言と重なる部分もあるが、カヴァデールは最近行われた『eonmusic』のインタビューであらためて、その混乱ぶりについて明かした。「いまのディープ・パープルが、リッチー(・ブラックモア)が出席するなら行かないって言いだした。(式典の)72時間前だ。僕はすでに家族を連れて行く準備ができてた。自分が座る以外のテーブルには金を払わなきゃいけなかったし、フライト代もあわせ7万5,000から8万5,000ドルかかってた。娘はドイツから、息子は大学休んで来ることになってた。家族行事だったんだよ」
「それに突然、グレン・ヒューズと僕は“君らには歌って欲しくない”って言われた。最初、イアン(・ギラン)と話していたときは、最後でパフォーマンスするはずだった“Smoke On The Water”で僕らが登場しバックで歌ったらどうかってことになってた、それが突然、取り止めになった。彼らは、僕らがスピーチするのさえ阻止しようとしてた」
結局、スピーチは可能となり、カヴァデールはまず初めに「リッチー・ブラックモアがいなかったら僕らの誰もここに立っていなかっただろう」とブラックモアの功績を称えた。これにはブラックモアから感謝されたという。
カヴァデールは昨年、ブラックモアが式典に出席するのを阻止したディープ・パープルについて「元同僚だ。僕は彼らが元同僚であり続けることを嬉しく思うよ(笑)。彼らはどんな形であれ僕の人生に関わっていない。彼らは全く別の哲学、価値観を持ってる。それ以上ないってほどにね」と話していた。
Ako Suzuki