【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>Crossfaith、まさに“悪魔の宴”

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バンド VS オーディエンス。1対1のタイマン、あるいはガチンコ勝負。そんな殺るか殺られるかというレベルの緊迫した空気を作り上げたのはCrossfaithだ。今日のSATAN STAGE出演バンドの中で、彼ら以上にこのステージ名が似合うバンドはほかにいないだろう。まさに悪魔の宴と呼ぶべき壮絶なライヴを展開した。

◆Crossfaith画像

「待たせたな、SATANIC!」とKoie(Vo)が挨拶すると、オープニングは「Deus Ex Machina」から「Catastrophe」へ。導火線ナシでフロアを瞬間沸騰させる剛腕ぶりを初っ端から発揮する。彼らは2018年8月に出た5thアルバム『EX_MACHINA』発表以降、ライヴを観るたびにパワーアップを遂げており、もはや死角が見当たらないほど隙のないステージを見せつけている。この日もスクリーンやライティング、頭上高く舞い上がる火柱など凝った演出を施し、エンターテイメント性に優れたラウドロックを提示する。




「Destroy」においては観客を座らせてジャンプさせ、「Countdown To Hell」ではウォール・オブ・デスを誘発し、幕張をみるみると地獄絵図に塗り替えていった。けれど、まだまだこんなものでは収まらない。

「俺らの役割は出演バンド、ここに集まった奴らを皆殺しにすること!」と宣言すると、「Kill ‘Em All」「Jägerbomb」と強力ナンバーを投下。複数の巨大なサークルピットがフロアに出来上がり、最高潮の盛り上がりを記録。




それから「System X」〜「Xeno」で狂熱のパーティー空間を創出し、観客の余力を奪い去っていく。後半のラストスパートに入っても攻撃の手綱を緩める気配はない。さらに「Freedom」「The Perfect Nightmare」と立て続けに放った後、「生きてるか、幕張?」とKoieは生存確認するように観客の顔色を窺うと、トドメは必殺チューン「Monolith」が炸裂。時空さえもねじ曲げてしまうド迫力の音像で観客を血祭りに上げて終了。もう、Crossfaith圧勝!と素直に認めざるを得ないすっさまじいステージングであった。

取材・文◎荒金良介
撮影◎岸田哲平/瀧本 JON... 行秀

【Crossfaithセットリスト】

1.Deus Ex Machina
2.Catastrophe
3.We Are The Future
4.Destroy (feat. Ho99o9)
5.Countdown To Hell
6.Kill ‘Em All
7.Jägerbomb
8.System X
9.Xeno
10.Freedom (ft. Rou Reynolds from ENTER SHIKARI)
11.The Perfect Nightmare
12.Monolith

■<SATANIC CARNIVAL'19>

6月15日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月16日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
・物販開始 BOOTH AREA 開場 9:00
・LIVE AREA 開場 10:30 / 開演 12:00

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