V-ROCK TOP10【2018年をBARKSニュースで振り返る】

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12月31日、来る新年に向けて一年を振り返っている方も多いことと思う。BARKS編集部でも、<BARKSランキング>として2018年に掲載された記事をまとめて振り返っているところ。本項ではV-ROCK(ヴィジュアル系)ジャンルで特に反響の大きかった記事をまとめた。「今年のV-ROCKシーンではどんなことがあったか…」と思い返しながら読んでいただければと思う。

◆V-ROCK(TOP20)


V-ROCKニュースのうちもっとも読まれていたのは、X JAPANが昨年2017年に放送された『第68回NHK紅白歌合戦』に出演した際の、YOSHIKIの思いを伝える記事。同番組では頚椎人工椎間板置換手術を受けて以来激しいパフォーマンスを控えていたYOSHIKIがドラマーとして復活、視聴率を跳ね上げた。

しかし番組では、YOSHIKIが望んでいた映画『WE ARE X』の紹介部分がごっそりカットされてしまうという悲劇が…。例年盛り上がりを見せる『紅白』だが、その裏側にあるアーティストの心情も気になるところ。今年もYOSHIKIは『紅白』に出場。「白組」としてYOSHIKI feat. HYDE「Red Swan」を、紅組としてはサラ・ブライトマンと「Miracle」を披露する。今年の『紅白』で彼は何を思うのか?

1位 YOSHIKI、紅白歌合戦の視聴率急上昇の裏で、悲しいトラブルあり

そして年末年始の恒例番組と言えば、『芸能人格付けチェック』も外せない。2018年にYOSHIKIはGACKTと共にチームを組んで参戦し全問正解という快挙を達成。と、それに加えて話題になったのが、番組中YOSHIKIが食べていた「お菓子」。それが『銀座あけぼの チーズおかき』だと特定されるやいなや売り切れが続出し入手困難になった。YOSHIKIは2019年1月1日に放送される『芸能人格付けチェック!2019お正月スペシャル』にもGACKTと参戦するので、格付けの結果と併せて「今度は何を食べるのか?」「いや、そもそも食べるのか?」というところにも注目。


なお、このほかにもYOSHIKIがKIRIN『本麒麟』や卵のブランド『きよら グルメ仕立て』のCMに出演し商品を品切れ状態にしたり、高畑充希がCMで「紅」を歌ってNTTドコモのスマホをPRしたり、さらにToshlがバラエティ番組に出演、YouTuberデビューを果たすなど、さまざまな場所でX JAPANがモノ・コトに影響を与えた一年だった。

2位 高畑充希が歌う、X JAPANの「紅」が話題に
10位 YOSHIKI、『芸能人格付けチェック』でお菓子が話題に

もちろん音楽活動の面でも、X JAPANは2018年にさらなる伝説を作った。まず米カリフォルニア州インディオで開催されている世界最大級のフェス<コーチェラ・フェス>に出演。ビザの問題でSUGIZOが同フェスに参加できなくなるかも…という衝撃のニュースについてYOSHIKIとSUGIZOが語った記事もトップ10にランクインしている。そして9月には幕張メッセで<X JAPAN Live日本公演 2018 ~紅に染まった夜~Makuhari Messe 3Days>を実施…かと思いきや3日目の最終公演が台風の影響で中止になり“無観客ライブ”を実行するなど、今や日本で“X JAPANにしかできないのではないか”と思わせるような出来事が続いた。

4位 X JAPAN、9月に幕張メッセで3デイズ公演
9位 【緊急インタビュー】X JAPAN、<コーチェラ・フェス>にSUGIZO不在?
12位 X JAPAN、7人で挑んだ世界の舞台。「ロックは死んでない」
13位 X JAPANのステージが米国で“偉大”と評価

撮影◎今元秀明/緒車寿一/田中和子

そんなX JAPANのニュースの次によく読まれていたのが、HYDEのニュース。毎年恒例の<HALLOWEEN PARTY>を今年はHYDE名義で10月26日、27日、28日の3日間、幕張メッセ国際展示場9・10・11ホールにて開催。HYDEは初日公演ではマッドハッターとチェシャ猫の仮装、2日目にはマッドハッターとアリス、最終日には赤の女王と白の女王(アリス・イン・ワンダーランド)の仮装を披露してくれた。

このイベントの素敵なところは、ただライブを楽しむだけではなく豪華なアーティストが今年話題の人物や映画やアニメのキャラクターになりきって、この日限りの特別なステージを見せてくれるところ。さらに今年は優れた仮装を施したオーディエンスだけが出演者と同じステージを歩ける企画、『HALLOWEEN COLLECTION』も2年ぶりに復活。……とはいえ、やはり一番美しかったのはHYDEでしょう。BARKSではこの<HALLOWEEN PARTY>の様子を、ライブレポートとフォトギャラリーで掲載中だ。



3位 【photo-gallery】HYDE主宰<HALLOWEEN PARTY 2018>最終日、全出演者の全仮装一挙公開
5位 【photo-gallery】HYDE主宰<HALLOWEEN PARTY 2018>2日目、全出演者の全仮装一挙公開
7位 【photo-gallery】HYDE主宰<HALLOWEEN PARTY 2018>初日、全出演者の全仮装一挙公開
15位 【速レポ】HYDE主宰<HALLOWEEN PARTY 2018>、開幕
18位 【速レポ】HYDE主宰<HALLOWEEN PARTY>、最終日もゾンビが大挙


そして結成25周年を記念し<Deep Sanctuary Ⅵ 〜MALICE MIZER 25th Anniversary Special〜>を開催したMALICE MIZERのManaとKöziへのインタビュー、今年活動休止を発表したsadsの清春が事実上最後の作品となった『FALLING Ultimate Edition』について語ったインタビュー、DIR EN GREYの薫とToshiyaが10thオリジナルアルバム『The Insulated World』のサウンドを語り尽くしたインタビューなどもよく読まれた。

8位 【インタビュー】Mana × Közi、MALICE MIZERを語る「Kamiの約束が実現できる」
14位 【インタビュー】sads、清春が語った「sadsにとっての流れに一区切りつけたい」
17位 【インタビュー】DIR EN GREY、10thアルバム完成「今、行くべきところ」

ここまででTOP20にランクインしている記事について触れてきたが、やはり目立つのはV-ROCK界の“大御所”の名前。確かに世界規模で活躍するX JAPAN、YOSHIK、HYDEらの記事がよく読まれることは当然のことだが、2019年はこのランキングにズバッと入りこんでくるような新進気鋭のアーティストが出てくることにも期待したい。

文◎服部容子(BARKS)


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