レニー・クラヴィッツ、ライターズブロックを乗り越え、秋に新作発表

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レニー・クラヴィッツが、この秋、11枚目のスタジオ・アルバム『Raise Vibration』をリリースする。前作『Strut』から4年ぶりとなるが、クラヴィッツは3年前にツアーを終えた後、それまで経験したことがない状況に陥っていたそうだ。

◆レニー・クラヴィッツ画像

彼は『Rolling Stone』誌のインタビューでこう明かした。「音楽的に自分はどこへ向かったらいいのか、本当にわからなかった。30年やってきて、そういう気分になれなかった。自分のやってることに関してここまで戸惑うのは初めてだった。なんだか怖い状況だったよ」

彼の周りの人々は、売れっ子のプロデューサーやソングライターとのコラボを勧めたそうだが、「俺はそんな風に作ってきたことはない」と、拒否したそうだ。「流行を追うとか、他人からこうすべきだって言われたことに従うとか、したことない。いつだって、自分の中から自然に発生した音楽を作ってきた。何をしたらいい、トラップのアルバムを作るか? いや、そういうのは好きじゃない。自分でなきゃならない」

そうしてしばらくスタジオから離れていた彼だが、どんなきっかけがあったのか具体的な説明はなかったものの、ある夜、頭の中に曲が浮かび、朝4時に目覚めたという。そして、スタジオへ直行したそうだ。「これだって思ったよ。これを待ってたんだ。一度始めてみると、門が開いた。俺の中からわき出てくるようになった」と、一気に創作モードに突入したという。

『Raise Vibration』は9月にリリース予定。アルバムに先駆け、5月末から2ヶ月に渡りヨーロッパ・ツアーを開催する。



Ako Suzuki
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