楽器チャンネルTOP10【2016年をBARKSニュースで振り返る】

ポスト

2016年も、さまざまな楽器がリリースされ、その楽器によって多くのミュージシャンが素晴らしいパフォーマンスを披露し音楽ファンを楽しませてくれた。BARKSでも一年間に900本近い楽器関連記事を掲載。楽しんでいただけたかと思う。

◆【2016年をBARKSニュースで振り返る】楽器チャンネル(TOP30)

その数多くの記事の中で栄えある1位に輝いたのが、B'z松本孝弘のアルバム『enigma』のレコーディング機材紹介の記事だ。全15曲の圧倒的なサウンドを作り上げたギター、アンプ、エフェクターの数々を詳細にレポート。ファンには嬉しい記事となったようだ。


▲Tak Matsumoto Gibson Les Paul

そして2位は、ローランドのロングセラー・ギターアンプ「ジャズ・コーラス」の卓上型Bluetoothスピーカー。「ジャズ・コーラス」は世界中のギタリストに愛用され、2015年に発売40周年を迎えたギターアンプ。ギターを演奏する人にとっては、使ったことのない人はいないというほどの人気のアンプだ。ルックスはそのままに、卓上型のBluetoothスピーカーとして登場。アンプの特徴も踏襲しており、高域に透明感があり高精細でクリアな音が注目を浴びた。


▲Bluetoothオーディオ・スピーカー「JC-01」

そして3位は、音楽投稿アプリ「nana」への簡単で便利、一歩差をつける投稿術をお伝えした活用記事。nanaはスマホの内蔵マイクで気軽に録音して投稿できるが、マイクやギター、キーボードなどをインターフェースを介して接続・録音し、“いい音”で投稿できる活用術が人気を呼んだ。


▲「nana」活用術

また、「VOCALOID4 音街ウナ V4」発売記念 オリジナル楽曲コンテスト開催の記事も多く支持された。『干物妹!うまるちゃん』の土間うまる役などで知られる声優「田中あいみ」の声をベースに制作されたVOCALOID4専用の歌声ライブラリ。ボーカロイドで音楽制作をすることが、広く広まっている証拠だろう。

さて、2016年はギターなどのアーティストモデルも花盛り。このランキング外にも多くのモデルがファンの注目を集めた。稲葉浩志の日本人初HOHNERシグネイチャーハーモニカ、ラウドネス二井原実のイヤモニ(カスタムIEM)、INORANのフェンダー・カスタムジャズマスター、奥田民生が考案した楽譜アプリ「Mr.Lyric」、シェクターによるザック・ワイルドのニューブランド「Wylde Audio」、ハマ・オカモトのフェンダー・シグネイチャー・モデル、Gibson Acousticの斉藤和義モデル、奥田民生の所有する1959年製レス・ポール9-1165を徹底再現したギブソン・カスタムモデル、シドのベーシスト明希のESP製シグネチャーモデル、KOЯNレイのニューシグネーチャードラムスティック、フェンダーのジョージ・ハリスンモデルなどなど、アーティストのシグネチャーモデルから、アーティストが開発に協力したイクイップメントが続々と登場。安価なものから高価なものまで、ファンには見逃せない情報となったようだ。実際にも売れ行きはそれぞれ好調だという。


▲INORAN シグネイチャージャズマスター

さらに、2016年は11月4日から6日までの3日間、「楽器フェア」も開催。ギターイベント「TOKYO GUITAR SHOW」(TGS)や、シンセサイザーとデジタル・オーディオの祭典「SYNTH FEST 16」(シンセフェスタ16)、イベント「ポータブルオーディオフェスティバル」(通称:ポタフェス)など、これまで単独で行われてきたイベントも同時開催され。東京ビッグサイトに熱狂的なファンを集めた。楽器フェアは、ポピュラーなギターやキーボードなどはもちろん、管楽器や民族楽器まで、普段は見ることは稀な楽器までをも網羅し、楽器ファンを大いに楽しませてくれる。新製品はもちろん、先述したアーティストのシグネチャーモデルなどの楽器自体を見て楽しめるのだが、もう一つの魅力は、アーティストのでも演奏が間近で体験できること。そして楽器ブースを見て歩くアーティストにもそこここで出会えることだ。BARKSでは「楽器フェア」を3回に渡ってレポート。会場に来られない人にも楽しんでもらうことができた。ちなみに次の開催は2018年となる。


▲楽器フェア

文◎BARKS編集部(も)


この記事をポスト

この記事の関連情報