新刊『ガンズ・アンド・ローゼズとの30年』、6月6日発売

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去る4月、劇的なリユニオンを遂げて世を驚かせたガンズ・アンド・ローゼズ。アクセル・ローズの両脇にスラッシュとダフ・マッケイガンが並ぶという図が現実として目に飛び込んでくるだけでも、その衝撃度にはすさまじいものがあった。ハリウッドでのウォームアップ・ギグを序章としながら、これまでにラスヴェガスとメキシコシティでの二夜公演、コーチェラ・ヴェレー・ミュージック&アーツ・フェスティヴァルへの出演を経てきている彼らだが、ご存知の通り、その後、アクセルはAC/DCの欧州ツアーにブライアン・ジョンソンのピンチヒッターとして参加。筆者も5月26日に行なわれたドイツ、ハンブルクでの公演を実際に目撃してきたが、アクセルの歌唱に違和感がないばかりか、それまで足の骨折により椅子に収まりながらのパフォーマンスを強いられていた彼もすでに歩きながら歌うようになっており、すでにこの“あり得ない布陣でのAC/DC”のライヴが進化しつつあることをうかがわせた。


このAC/DCの欧州ツアーは、ごく最近になって開催が発表された6月15日のデュッセルドルフ公演をもって終了することになるが、8月27日から9月20日にかけては、この3月から4月にかけて行なわれるはずだった北米ツアーの振替公演が実践されることになっており、同ツアーにもアクセルが参加することが、6月1日、バンドのオフィシャル・サイト上で認められている。しかもこの双方のツアーの狭間にあたる6月23日から8月22日にかけては、ガンズ・アンド・ローゼズ側の北米スタジアム・ツアーがすでに決まっている。この夏、アクセルは両バンドの巨大ツアーを掛け持ちしながらアメリカ大陸をまわることになるわけだ。もちろんその先にはガンズの欧州ツアーなども計画されていることだろうし、このラインナップでの日本上陸についても当然期待したい。今のところそれに関する情報は届いていないが、朗報の到着を信じていたいところである。

ところで、ここから先は筆者自身に関わる告知になるのだが、6月6日、僕自身の執筆による新刊『ガンズ・アンド・ローゼズとの30年』が、BURRN!叢書の第10弾として発売されることになった。これは、1985年にこのバンドの存在を知り、雑誌編集者/取材者として彼らを追い続けてきた僕個人の回想録ともいえるもので、さまざまなタイミングでのメンバーたちの発言をはじめ、秘話や秘蔵写真をふんだんに盛り込んだもの。バンドとの出会いから、先頃のラスヴェガス公演までに至るまでを網羅した内容になっているので、長年のファンの方々にも、このバンドの過去を原体験できなかった世代の方々にもご満足いただけるのではないかと自負している。

また、6月8日には、新宿・歌舞伎町にあるトーク・ライヴの殿堂、LOFTプラスワンにて、この新刊の発売とバンドのリユニオンを記念しての『ガンズ・アンド・ローゼズを語る会』も開催される。もちろん基本的には僕自身があれこれと喋ることになるのだが、BURRN!編集長の広瀬和生氏をゲストにお招きすることも決定。誌面には書くわけにいかない“ここだけの話”も当然のように飛び出すことになるはずだし、レアなプレゼントも用意しているのでお楽しみに。このイベントに関しては、会場のオフィシャル・サイトをご参照のこと。

というわけで、新刊とイベントについてももちろんだが、とにかく注目していただきたいのはガンズ・アンド・ローゼズとAC/DC双方の今後についてだ。もちろんそれに関しては、新たな情報などが入り次第、僕自身もこの場でお伝えしていきたいと思う。


増田勇一

◆『ガンズ・アンド・ローゼズを語る会』オフィシャルサイト
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