レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「新作はいつになく大変だった」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフロントマン、アンソニー・キーディスが、来月リリースするニュー・アルバム『The Gateway』の制作過程について語った。新作はプロデューサーにデンジャー・マウスを迎えたが、予期せぬハプニングもあり、いつになく大変だったそうだ。
◆『The Gateway』画像
アンソニーはLAのラジオ局KROQのインタビューでこう話した。「このアルバムを作るのに、いつになく大変な経験をした。俺たち、20~30の曲を作っていたんだ。準備は全て整っていて、やろうと思ってた。そしたら、フリーがスノーボードへ行って、腕をホントにひどく骨折したんだ」
「で、俺ら、全部を考え直し、それにプロデューサーもいなかったから、これらの曲とどうしたらいいかわからないような状況になった……。混乱が収まったころ、ブライアン・バートン、別名デンジャー・マウスが現れ、“アルバムを作ろう”って言ってきたんだ。俺ら、“よし! 曲はあるんだ”って答えたよ。(でも)彼は、“それは置いといて、スタジオで新しい曲を作ろう”って言い出した。だから、もう一度始めからやり直しだよ。彼は、一緒にスタジオに入ったらどんなことが起きるか、見たかったんだ。そして、新しいことをスタートした」
「これが上手くいくには、彼を信じ、俺らの古いアイディアや従来のやり方を捨てるしかないって思ったよ」
新作『The Gateway』は、『Mother’s Milk』(1989年)以降、初めてリック・ルービン以外の人がプロデュースした作品となる。アルバムは6月17日リリース。レッド・ホット・チリ・ペッパーズは7月に<Fuji Rock Festival ‘16>で来日する。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
【ライブレポート】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、キッズから年配の方まで全世代歓喜
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ「僕は握手はしない」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、アンソニー・キーディスの自伝が映画化
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、オーディションでのチャド・スミスの第一印象は最悪
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、イベント出演中止を歌で謝罪
グレン・ヒューズ、チャド・スミス&ジョー・ボナマッサとディープ・パープルの楽曲をプレイ
【ライブレポート】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、約16年ぶり単独公演“東京ドームに還ってきた”
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ来日公演、追加席の発売決定
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、パブで17人を前にパフォーマンス