【ライヴレポート】VAMPS、DAIGOと喜矢武がサプライズ+籠城型ツアーとBEAST PARTY開催発表も

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VAMPSが2016年5月6日および7日の2日間、ZEPP FUKUOKAにて<VAMPS LIVE 2016 ZEPP FUKUOKA THE FINAL PARTY>を開催した。同ライヴは2016年5月をもって16年間の歴史に幕を閉じることになったZEPP FUKUOKAでのLAST公演となるものだ。

◆VAMPS 画像

VAMPSにとって2016年1月24日以来のZEPP FUKUOKA公演は“ファイナルパーティー”の名にふさわしく、初日公演から大盛況のものとなった。ステージ上のトラスバトンよりHYDEが飛び降りてステージに登壇する演出から始まり、「JESUS CHRIST」「COUNTDOWN」「DEVIL SIDE」へ。


「首洗って待ってたのか? 準備はできてんのか、FUKUOKA!」──HYDE

会場に訪れたBLOODSUCKERSたちを煽り、開始早々から会場が最高潮の盛り上がりを見せる。一方、ギタリストK.A.Zもそれに拍車をかけるべく、得意とするアクロバティックなプレイパフォーマンスと安定度の高いサウンド&プレイでファンを魅了した。「HUNTING」の冒頭では、K.A.Zがファンへのサプライズ演出として2階席に登場し、ほぼゼロに近い距離でのパフォーマンスを。ライヴが進むにつれ、VAMPSもますますテンションを上げていく。


「1%でいいから。そのみんなの1%を1000%にしようぜ!」──HYDE

その煽りに負けじとBLOODSUCKERSの勢いも凄まじい。コール&レスポンスはZEPP FUKUOKAの最後に華を沿えるもの。本編を颯爽と駆け抜け、迎えたアンコールでは、各メンバーがそれぞれのZEPP FUKUOKAでの想い出や感謝を言葉にした。

「籠城というスタイルでライヴを行うことで愛着がわくんだよね。夏にした花火も楽しかった。寂しいけど、思い出をたくさん作ってくれたZEPP FUKUOKAに感謝したいと思います」──HYDE

「ZEPPがどんどんなくなっていっちゃうのは寂しい。みんな、これからもよろしくね」──K.A.Z

<VAMPS LIVE 2016 ZEPP FUKUOKA THE FINAL PARTY>はオールナイトの公演もあり、グランド・フィナーレといったお祭り的な嗜好をこらしたBLOODSUCKERSとのイベントが1部、2部構成で開催された。オールナイトイベント1部のオープニングを飾るのは、ASH DA HERO。エッジの効いたパフォーマンスでオーディエンスのテンションを一気に最高潮に、大いに会場を盛り上げた。


そしてDJタイムが始まり、BLOODSUCKERSにはおなじみのチュパカブラがDJとして登場。VAMPSの「GET AWAY -Clinton Sparks Remix-」を交えたEDM楽曲を繋ぎ、ZEPP FUKUOKAが巨大なクラブに。普段はVAMPSが奏でるヘヴィ・グルーヴで揺れるBLOODSUCKERSも、この夜ばかりはフロアに鳴り響く音楽に身を委ね体を揺らす。そして、最後にはVAMPARK『上映会』の過去映像を一挙放送して1部が終了となった。


2部はOBLIVION DUSTのライヴから。VAMPSのK.A.Z(G)、KEN LLOYD(Vo)、RIKIJI(B)の3人の持ち味であるデジタルとアナログ、激しさと物悲しさを巧みに織り交ぜた爆発力満載の楽曲にオーディエンスも熱狂。VAMPSとは違ったOBLIVION DUSTのK.A.Zが見られるのもこのオールナイトイベントの醍醐味だ。


2部最後を飾るのは、彼女 in the displayだ。福岡発の彼らは印象に残るキャッチーなメロディーとフレッシュながらも力強いパフォーマンスで会場のオーディエンスを魅了。OBLIVION DUSTと彼女 in the displayのライヴを経て、オールナイトイベントが幕を閉じた。

迎えた2016年5月7日、VAMPSが幾度となく籠城してきたZEPP FUKUOKA公演もこれで最後となる。VAMPS初のZEPP FUKUOKA籠城は2008年に行われた<VAMPS LIVE 2008>でのこと。そこから籠城すること7回、全29公演を成功させてきた。今回の公演を含めると、籠城は8回目、総籠城日数は31公演になる。ZEPP FUKUOKAは、多くのBLOODSUCKERSとたくさんの思い出を作ってきたVAMPSの歴史を語る上で外せない大切な場所だ。


そんなZEPP FUKUOKAラスト公演は、開演前から異常な熱気に包まれていた。VAMPS、ZEPP FUKUOKA、そしてBLOODSUCKERSが、ライヴが始まる前から一体となっていることが感じられる。6時66分、ZEPP FUKUOKA LAST公演が幕を開けた。

ポールダンスをする女性のシルエットがセクシーなオープニング演出に続いてメンバーが登場。何度も福岡を盛り上がらせてきた「DEVIL SIDE」「LIPS」でBLOODSUCKERSを煽っていく。VAMPSは昨日よりもさらにハイテンションだ。

「最後だから。いつもよりちょっとだけ自分の壁を壊していこうぜ! ここ(ZEPP FUKUOKA)も明後日で終わりだし、壊しちゃっていいから!」──HYDE

その後も「REPLAY」「AHEAD」などをアグレッシヴに披露し、「BLOODSUCKERS」「MIDNIGHT CELEBRATION」ではダイバーが続出。バンドも観客もすべてを出し切るような溢れんばかりの熱気をもって本編が終了した。

アンコールを待つ会場のモニターには、突如、<VAMPS LIVE 2016>の文字が。さらには夏の風物詩<VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY>開催が発表され、歓喜の声が渦巻く中、再びVAMPSがステージに登場する。

「(今回のツアー日程に福岡は入っていないけど<VAMPS LIVE 2016>は)今日から始まってると思ってるから。ここから全国につなげていこうぜ!」──HYDE

とツアーが発表されたことに触れ、別れの寂しさを吹き飛ばすコメントで会場を沸かせた。

「九州に住んでる人~?」と問いかけたK.A.Zは、無数に挙がる手を見て驚き、「ここはなくなっちゃうけど、新しい場所見つけるから、また思い出いっぱい作ろうね」と、別れを惜しむ九州BLOODSUCKERSを元気づけた。

ZEPP FUKUOKAのラストが近づく中で披露された「MEMORIES」では、ステージをまっすぐに見つめながら涙ぐむ観客の姿も見受けられて、ライヴもクライマックスに。そして、「腹減ったー!」とHYDEが叫ぶと「どこに行こうかな」と会場中を見回し、ステージから姿を消したHYDE。驚きはここからだ。


初日のK.A.Z同様に2階席へ登場するかと思われたが、なんと登場したのはHYDEのお面を被ったゴールデンボンバーの喜矢武豊。これにはフロアから大歓声が上がる。「そっち行っていいですか?」と姿を消した喜矢武がステージに登場……かと思とえば、今度は喜矢武のお面を被った人物が。そのお面を外すと流れてきた曲は、「K S K」だった。そう、先ごろの結婚披露宴でDAIGOが歌唱したあの曲。この演出とともに正体を現したのはもちろんDAIGOだ。このサプライズに会場は狂乱。3人はDAIGOの結婚披露宴の話題で盛り上がり、『ミュージックステーション』への出演を理由に披露宴を欠席した喜矢武をイジると、「ゴールデンボンバーの中で地位が低くて僕に決定権ないんですよ~」と返して会場の笑いを誘った。


そして披露された「ANGEL TRIP」ではDAIGOと息のあったコンビネーションを見せて、フロアでは色とりどりのタオルが宙を舞い華々しい。さらに、「生意気な後輩呼んでいいですか?」とHYDEが呼び込んだのは、ASH DA HEROだ。そのままK.A.Zの切れ味鋭いギターリフから「LOVE ADDICT」へ。満を持して迎えたラストナンバーは、キラーチューン「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」だった。ここではKEN LLOYD (OBLIVION DUST)と彼女 in the displayの稲木亮介が全員集合とばかりにステージへ登場し、“ファイナルパーティー”は大団円を迎えて幕を下ろした。


なお、“籠城型”ツアー<VAMPS LIVE 2016>は7月6日のZepp Nagoya公演を皮切りに、NAMBA HATCH、Zepp Sapporo、Zepp Tokyoで開催される。今回の籠城は、MTV Unpluggedで大好評だったアコースティックLIVEがさらにパワーアップした「ACOUSTIC DAY」、学生限定の「STUDENTS ONLY DAY」、男性が最前線スタンディング、女性がそのまわりを囲む「BEAUTY & THE BEAST」と日毎に新たなテーマが加わりアトラクション性が増したヴァラエティ型となる予定だ。

そして夏の風物詩<VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY>は8月13日および14日、大阪・舞洲 太陽の広場 野外特設ステージで開催される。初の関西エリアで繰り広げる真夏のパーティーをお楽しみに。

撮影◎田中和子/響(HBK!:彼女 in the desplay)


■籠城型<VAMPS LIVE 2016>開催決定

2016年7月06日(水)Zepp Nagoya ※ACOUSTIC DAY
2016年7月07日(木)Zepp Nagoya ※ACOUSTIC DAY
2016年7月09日(土)Zepp Nagoya ※STUDENTS ONLY DAY
2016年7月10日(日)Zepp Nagoya ※BEAUTY & THE BEAST
2016年7月12日(火)Zepp Nagoya
2016年7月13日(水)Zepp Nagoya
2016年7月16日(土)NAMBA HATCH ※ACOUSTIC DAY
2016年7月17日(日)NAMBA HATCH ※ACOUSTIC DAY
2016年7月20日(水)NAMBA HATCH ※STUDENTS ONLY DAY
2016年7月21日(木)NAMBA HATCH ※BEAUTY & THE BEAST
2016年7月23日(土)NAMBA HATCH
2016年7月24日(日)NAMBA HATCH
2016年9月03日(土)Zepp Sapporo
2016年9月05日(月)Zepp Sapporo ※ACOUSTIC DAY
2016年9月10日(土)Zepp Tokyo
2016年9月11日(日)Zepp Tokyo
2016年9月13日(火)Zepp Tokyo
2016年9月14日(水)Zepp Tokyo
2016年9月16日(金)Zepp Tokyo
2016年9月17日(土)Zepp Tokyo
▼開場 / 開演
平日 OPEN 18:00 START 19:06
土日 OPEN 16:00 START 17:06
▼チケット
前売り:6,660円 (税別/ドリンク代別)
STUDENTS ONLY DAY 前売り:4,200円
ACOUSTIC DAY 前売り:S席 15,000円 / A席 12,000円
▼先行販売
■VAMPSオフィシャルファンクラブ VAMPADDICT
2016年5月11日(水)18:00 ~ 5月16日(月)23:59
■HYDEオフィシャルモバイルサイト HYDERoom
2016年5月20日(金)18:00 ~ 5月24日(火)23:59
■uP!!! auスマートパス先行受付
2016年5月27日(金)12:00 ~ 6月2日(木)23:59
■プレイガイド最速先行受付 チケットぴあ
2016年5月27日(金) ~ 5月31日(火)
■プレイガイド2次先行受付 チケットぴあ
2016年6月1日(水) ~ 6月5日(日)

■夏の風物詩<VAMPS LIVE 2016 BEAST PARTY>開催決定

2016年8月13日(土)大阪府 舞洲 太陽の広場 野外特設ステージ
2016年8月14日(日)大阪府 舞洲 太陽の広場 野外特設ステージ
開場 16:00 / 開演 17:30
※公演に関する詳細は、後日発表いたします。

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