U2のジ・エッジ、バチカン宮殿の礼拝堂でパフォーマンス

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土曜日(4月30日)、U2のジ・エッジが、歴史的といっていい特別なパフォーマンスを行なった。彼は、バチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂で演奏した初のロック・ミュージシャンとなった。

◆ジ・エッジ画像

ジ・エッジは、バチカンで開かれた再生医療のカンファレンスに集まった200名ほどの医師や研究者、慈善家を前に4曲プレイしたそうだ。

彼は、シンガーとして知られているわけではないのに、この“世界で最も美しい礼拝堂”で歌うよう依頼され、ビックリしたとオーディエンスに話したという。「システィーナ礼拝堂でプレイする初のコンテンポラリー・アーティストになりたくないかって尋ねられたとき、なんて答えていいかわからなかった。だって、たいてい、歌うのはあの別の人だから。だから、承諾するまでに少なくとも、そうだな、30秒はかかった」

パフォーマンスには、アイルランド人のティーンエイジャー7人による合唱隊が加わり、ジ・エッジはアコースティック・ギターで、レナード・コーエンの「If It Be Your Will」、U2の「Yahweh」「Ordinary Love」「Walk On」を歌ったそうだ。

先月、がんで父を亡くしたジ・エッジは、がん予防に尽くすいくつかの団体の理事を務めており、カンファレンス主催者からお誘いがあったという。フランシスコ・ローマ教皇は、このパフォーマンスを観に訪れなかったものの、ジ・エッジはカンファレンスの途中、教皇と対面したそうだ。



Ako Suzuki
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