ブラック・キーズ、スティーヴ・ミラーの殿堂入り紹介を後悔
ブラック・キーズは、先週(4月8日)ロックの殿堂入りセレモニーでスティーヴ・ミラーのプレゼンターを務めたことを後悔しているそうだ。
◆ブラック・キーズ画像
ミラーはセレモニーの後、主催者を“手際の悪いアマチュア、馬鹿ども”と、音楽業界で働く人たちを“アーティストから奪い取るギャングスターや詐欺師”と呼んだり、チケットが2枚しかもらえなかったなど、いろいろ不満を口にしていた。
長年ミラーの大ファンで彼に会うのを楽しみにしていたというブラック・キーズも、そんな気難しい彼にガッカリしたそうだ。ダン・オーバック(Vo、G)は、『Rolling Stone』誌のインタビューでこう話した。「彼(ミラー)は、全てのプロセスが不愉快だって言っていた。(バンド・メイトの)パットと僕にとって一番不愉快だったのが、彼といることだったよ」
「初めてスティーヴに会ったとき、気まずかった。彼ら、僕らのこと知らなかったんだ。全くね。彼が僕らに最初に言ったことが、“早くこの場を離れたい”だった。彼は、僕らが(紹介の)スピーチをやることを知っていた。なのに、僕らが誰なのか知ろうとさえしなかった」
セレモニー後のミラーの発言を聞き、さらにガッカリしたようだ。「パットと僕は後悔しているよ。残念だ。もちろん、音楽業界には問題がある。でも、僕らは報酬があるわけでもなく、その場にやって来たんだ。彼の功績を称え、ロックンロールの楽しみを広めるために来たんだよ。キッズに、ギターを手にし音楽をプレイするようインスパイアするためにね。それなのに、全く逆のことをしているような気がした」「立ち上がり怒るべき時や場所はある。でも、それは、みんながどれだけ君が素晴らしいか称賛している時や場所ではないはずだ」
ブラック・キーズはステージを降りると、ミラーがパフォーマンス中であるにも関わらず、速攻で会場を離れたそうだ。
Ako Suzuki
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