グレン・ヒューズ、それでもディープ・パープルとの共演を希望

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ロックの殿堂入りが決まったディープ・パープルは、来月開かれるセレモニーで、殿堂入りするメンバーがアワードを受け取り、パフォーマンスは現メンバーで行なうとの声明を出したが、グレン・ヒューズは一夜限りのリユニオン、みんなでプレイすることを望んでいるという。

◆ディープ・パープル画像

メンバー・チェンジを繰り返してきたディープ・パープルは、第1期の4人――ジョン・ロード(Key)、リッチー・ブラックモア(G)、イアン・ペイス(Dr)、ロッド・エヴァンス(Vo)、現メンバーのイアン・ギラン(Vo)とロジャー・グローヴァー(B)、元メンバーのデイヴィッド・カヴァデール(Vo)とグレン・ヒューズ(B)の8人が殿堂入りする。

グレン・ヒューズは、『Billboard』誌のインタビューでこう話した。「俺が知っているのは、俺はアワードを受け取るってことだけだ。誰がなにを言ったとかゴシップや中傷がいっぱいある。俺は、プレイしたいんだ。俺は歌いたい。それは、デイヴィッドも同じだ」

「ひと月前、デイヴィッドは俺にこう言ったんだ。“イアン・ギランに連絡取って、俺たちなにをするつもりなのか、探ってみようか?”って。その後、ドンとスティーヴが殿堂入りしないのが問題で、あらゆるシナリオがあり、不満だらけだって教えてくれた。だから、“じゃあ、俺は黙ってるよ”って答えたんだ。カヴァデールもそうだ」

「もし、イアン・ギランが彼のディープ・パープルでショウを仕切りたいっていうなら、それは彼の勝手だ。俺は俺で、出席しありがたくアワードを受け取るよ。でもな、俺らは本当に、歌わないかって招待されることを願っているんだ。俺は、その夜、ディープ・パープルは幸せな一つの大家族なんだって思いたいんだよ。エゴを捨て、誇りを持ってやろうぜ」

ヒューズはまた、出席しないと表明したリッチー・ブラックモアに対して、こう話した。「彼には来てほしい。彼が、あれらの曲を、あれらのリフを書いたんだぜ。彼が「Smoke On The Water」を作ったんだ」「ブラックモアはアワードを受け取るべきだ。もし彼が来なかったら、俺はすごくガッカリするよ」

イアン・ギランは「現メンバーでパフォーマンスする」との声明を出した2日後(2月22日)、「リッチー、デイヴィッド、グレンも一緒にアンコールのジャムで「Smoke On The Water」をパフォーマンスしたい」とのコメントもFacebookに掲載したが、ヒューズの発言から察するに、それに向けて動いてはいないようだ。

ロックの殿堂入りのセレモニーは、4月8日にNYで開かれる。

"It should be stressed that there is no slight intended nor any desire to upset anyone regarding this decision; it is...

Posted by Ian Gillan Official Site on 2016年2月21日


Ako Suzuki
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