ウィークエンド「バカだと思われたくなくてインタビューを避けていた」

ポスト

ウィークエンドは2011年ミックステープをリリースし注目を集めた頃、全てのインタビューを断っていたそうだ。コンプレックスから出た行為だったが、それによってミステリアスなイメージをまとうようになり、思わぬ効力を発したという。

◆ウィークエンド画像

高校を中退したウィークエンドは、語彙を増やすためによくクロスワード・パズルをしていたそうだ。「俺は学校を卒業していない。俺の頭の中では…、教育を受けた人と話すとき未だ自信が持てない。彼らから“このバカ”って目で見られたくないんだ」と、『Rolling Stone』誌に話した。

「いまの時代、何もかもが過剰だ。“こいつは誰なんだ?”っていうのは新鮮なんだと思うよ。だから、俺のキャリアは長持ちするだろう。俺は何もかも与えるわけじゃないから」

ミックステープが話題になってからしばらくの間、名前や音楽は知られても、ウィークエンド本人については謎だった。それでも、2013年にリリースされたデビュー・アルバム『Kiss Land』は全米2位を獲得。徐々にベールが剥がされていった。

特にこの1年のウィークエンドの活躍は凄まじい。2014年秋、アリアナ・グランデとのコラボ「Love Me Harder」が全米チャートのトップ10に入り、続けて映画『Fifty Shades Of Grey』で使われた「Earned It」がロングラン・ヒット。2ndアルバム『Beauty Behind The Madness』からのシングル2枚「The Hills」と「Can’t Feel My Face」はどちらも1位を獲得し、とく後者は現在5週連続でNo.1をキープしている。

快進撃を展開中の彼は、「もう1枚アルバムを出す。もう1枚パワフルな作品をね。そしてちょっと休むよ。それで、東京か(両親の母国)エチオピアにでも行く」そうだ。



Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報