ブライアン・メイ「僕のサウンドはロリー・ギャラガーのおかげ」
クイーンのブライアン・メイが、彼のギター・サウンドが確立したのはアイルランド出身の伝説のブルース・ロック・ギタリスト、ロリー・ギャラガーのおかげだと語った。
◆ブライアン・メイ画像
ギャラガーが60年代に結成し、“第2のクリーム”ともいわれたバンド、テイストのドキュメンタリー『Taste: What’s Going On – Live At The Isle Of Wight Festival 1970』の中で、ブライアンはこう話した。
「ロリーはマジシャンだった。彼はあの時代、ギターになんでもやらせることができる、ごくわずかな人々の1人だった。そう見えたよ。僕は、使い込まれ傷んだストラトキャスターを見て、“どうしたら、これからあの音が出るんだ?”って思っていた」
「あるとき、彼に訊いてみたんだ。“ああ、すごく簡単なことだよ。このギターとこのアンプAC-30、それにこのちっぽけなRangemasterトレブル・ブースターだ”って言われた。僕はすぐにAC-30とトレブル・ブースターを買いに行ったよ。それで、僕が求めていたものを得られたんだ。ギターが話すようになったんだよ。だから、僕のサウンドを僕に与えてくれたのはギャラガーだった。そのサウンドを、僕はいまでも持ち続けている」
1970年のワイト島フェスティヴァルでのライブを中心にテイストの盛衰を描いた『Taste: What’s Going On – Live At The Isle Of Wight Festival 1970』はUKで先月、DVD&Blu-rayおよびライブCD、LPがリリースされた。
Ako Suzuki
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