ブライアン・メイ、討論番組で激怒
クイーンのブライアン・メイが、キツネ狩りについての公開討論で怒りをあらわにした。英国では、キツネ狩りは労働党政権下の2005年に禁止されたが、先の総選挙で保守党が単独過半数を獲得したことで復活する可能性が高くなった、
◆ブライアン・メイ画像
ブライアンは動物愛護活動家としての立場から、BBCのニュース番組『Newsnight』の中で、キツネ狩り禁止法に反対する組織Countryside Allianceの代表と意見を交わした。キャメロン首相が狩りの復活を強行しようとするのであれば「残念ながら、それはずるい策略だ」と穏やかに話し始めたブライアンだが、相手方の「害獣削除のためにも狩りは必要だ」との反論を聞くと、次第に熱くなり「嫌な奴め」との言葉が飛び出した。
その後も狩りがどれほど残忍であり、キツネは害獣ではないと訴えたが、相手が彼の主張をまったく聞き入れないのがわかると、最後に「それは表向きの言い分だ。君たちは嘘つきのろくでなしだ」と言い放った。
キツネ狩りの復活に対しては、ポール・マッカートニーも反対の意を表明している。彼は金曜日(7月10日)、「英国の人々は、様々な事柄において保守党政権を支援している。しかし、もし彼らが狩りを復活させるのであれば、僕らの大多数は彼らに反対することになるだろう。残酷で必要のないものであり、普通の人々や僕のような動物愛好家からの支援を失うことになる」との抗議のメッセージを発表した。
英国議会は今週、キツネ狩り禁止法見直しの審議に入る予定。
Ako Suzuki
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