MUCC、欧州ツアーで機材トラブルにも揺るがず

MUCCが5月14日深夜に日本を飛び立ち、ヨーロッパツアーを開催した。＜MUCC EUROPE TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE”＞と題されたツアーは、5月16日のロシア公演から5月26日のポーランド公演まで全5カ国8公演の規模で行われたものだ。

◆MUCC 画像

4年ぶりのヨーロッパツアーということもあり、各会場では熱気を帯びたオーディエンスが彼らを待ち受けていた。初日のモスクワ（ロシア）公演では、機材トラブルでセットリストの大幅な変更を余儀なくされるなど、海外経験の少ないバンドであれば慌てそうな状況もあったというが、MUCCは全く揺るがない。過去の海外ツアー経験に加え、結成18年というキャリアを持つ百戦錬磨の彼らならではのパフォーマンスで、ファンを引き込んで行ったとのことだ。

また、どの国のどの会場でも日本語詞を一緒に歌うオーディエンスが多く見受けられたことは、過去作品からここ最近のリリース作品まで、ファンがその全てをしっかりと聴き込んできたからこその光景だったという。ロンドンでは興奮のあまり、女性用下着がステージに放り込まれる場面が。さらにドイツではステージ上で、ファンのプロポーズをサポートするというサプライズも。

音楽面だけではなく、エンターテイナーとしてのMUCCの懐の深さも魅せつけることにも成功した4年ぶりのヨーロッパツアーで、メンバーはまた新たなものを掴んだはずだ。MUCCは6月9日と10日、＜ムックの日とロットンの日＞と銘打ち、ROTTENGRAFFTYとのダブルヘッドライナーイベントを敢行する。同イベントでは、一回り大きくなったMUCCの姿を垣間見ることができるだろう。

また、6月24日リリースのミニアルバム『T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-』の詳細が公開となった。ジャケットは『THE END OF THE WORLD』など、MUCCの作品を多数手がける7STARS DESIGNによるもの。アルバムタイトル通りの時代感が感じられるレトロなジャケットほか、初回生産限定盤には大掛かりな特殊仕様が施される予定だ。まず、5月に行われたばかりの最新ライヴ＜MUCC TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE”＞の映像を収録したDVDが同梱されるほか、MUCCならではの遊び心や「トレンディー」の裏側に潜む本質を感じることができるものになるという。

なお、『T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-』の1曲目を飾る「睡蓮」が6月1日24:00から27:00放送のFM802番組『REDNIQS』内で初オンエアされることが発表となったことをはじめ、TOKYO FM番組『JACK IN THE RADIO』では、6月17日(水)から３週連続でメンバー全員が登場。6月17日にはミニアルバム収録曲から「D・f・D (Dreamer from Darkness)」が初オンエアされる予定だ。




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