【密着レポ】藍井エイル、全国ツアー初日仙台で「心と心の距離を近づける」
藍井エイルが5月24日(日)、仙台darwin公演を皮切りに全国ツアー<Eir Aoi LIVE TOUR 2015”BEYOND THE LAPIS“>をスタートさせた。BARKSはこのツアー初日に完全密着。貴重なオフショットも交えながら、当日のリハーサルの模様や本番を控えた彼女の独占インタビュー、そして終演後のバックステージの様子などをお届けしたい。
◆藍井エイル 画像
全国9公演の規模で行われる<Eir Aoi LIVE TOUR 2015”BEYOND THE LAPIS“>は、配信サイトで9冠を達成したほか、レコチョクアニメチャートで3週連続で1位獲得、配信サイト「mora」では総合月間チャートで1位を記録するなど、絶好調の最新シングル「ラピスラズリ」を携えて行われるもの。11月には日本武道館単独公演を控える彼女が今、至近距離のやりとりが楽しめるライブハウスでツアーを行なうプレミアムなものでもある。さらに、ツアー直前には「Bright Future」を先行配信したほか、ツアー中の6月24日には3rdアルバム『D’AZUR』をリリースするなど、上昇気流を描き続ける藍井エイルの現在進行形が凝縮されたものになるはずだ。BARKSはその9公演すべてをご紹介する。まずは初日の仙台darwin公演から。
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■【密着レポート──仙台darwin】
■「これ美味しいから絶対食べて!」
仙台駅を出て、商店街を歩くこと15分。14時30分に会場へ到着すると、グッズを買い求めるファンがすでに列を作って並んでいる。商店街を行き交う人々のなかには、この行列の先にある公演ポスターを見て「あ! 藍井エイルだ」と写真撮影をしていく人も。先日出演した”Mステ”は、彼女を確実にお茶の間へと浸透させていたのだ。また、最近は同性ファンも急増していて、この日も藍井エイルと同じようにショーパン+黒T+ブーツというロックファッションできめた女の子グループを数組発見。会場の入り口にはポスターの横に張り紙があって、そこには今日の公演は“女子エリア”を設置していると書いてある。特に、今回はライブハウスツアー。そのことを考慮して、藍井エイルなりの同性ファンへの気遣いなのだろう。
階段を下りて場内へ向かうと、すでにメンバー全員揃ってのリハーサルが始まっていた。土屋浩一(G)、新井弘毅(G)、黒須克彦(B)、重永亮介(Key)、楠瀬タクヤ(Dr)というサポートメンバーたちが、お客さんがいない空間に響かせるサウンドはライブで感じる以上に重低音が前に出ていて、ギターのバッキングなども想像以上にハード。音量も曲が終わるたびに耳の奥がキーンとなるぐらい出音がデカい。そんな激熱サウンドに包まれながら、藍井エイルは首筋に血管が浮かび上がるほど本番さながらの声量を振り絞り、サウンドに負けない歌を次々と披露。
そしてリハーサルは、きっと今回のツアーでは重要なナンバーになるだろう「Bright Future」を演奏する場面がやってきた。ツアーが始まる直前にアルバムから先行配信し、本人自ら「みんなでこれ歌おうね」と宣言していたことからも分かるように、今回のツアーを通して彼女はきっとこの曲をライブアンセムに育てたいと考えているに違いない。なので、リハーサルでもメンバーがコーラス参加する部分や自身がフロアを歌わせるための煽りパートなどを、入念に確認作業を行なった。
その後も順調に曲を演奏していくなか「ちょっといいですか?」といってリハを止めたのは藍井エイルだった。ツアー初日ということもあって、この日は衣装も靴も本番で着るものを着用して、それらの感触を入念に確かめていた。リハのちょっとした間にはテーブルから8の字形につながったシリコンでできたピンク色の健康グッズを取ってきて、それを両腕で“うにょ~ん”と引き延ばしながら、背筋や肩甲骨のストレッチ。その後もリハがストップするたびに、これでうにょ~んを繰り返していた。
16時05分。開演前の楽屋をのぞくと、藍井エイルの笑い声が響いてくる。あれだけリハで歌ってもまだまだ元気にはしゃいでいる。そして「これ美味しいから絶対食べて!」といって、差し入れの“喜久福”の大福をふるまってくれる。本人はすでに次に新しく差し入れられた“茶寮”の海鮮ちまきとチャーシューちまきに手を伸ばしていて、結果この両方ともペロリと完食(微笑)。食べている隙に、“捨てちゃだめゼッタイ”“えいる”とマジックで書いてあるお弁当を見つけたので、そっと蓋を開けてみるとおかずのお肉が残っているぐらいで、こちらもほぼほぼ完食状態(笑)。そうして、差し入れを食べ終えた直後、本番を控えた彼女に独占インタビューを決行した。
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