MUCC、国内ツアー最終公演で「いろんな仕掛けも考えてある」

MUCCが4月28日、EX THEATER ROPPONGIにて国内ツアー＜MUCC TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE”＞の最終公演を開催した。

◆MUCC 画像

同ツアーはMUCCにとって2015年初となるもの。4月2日の高崎club FLEEZ公演を皮切りに青森、石川、大阪、徳島、山口を廻り、全国7ヵ所の最終地点がここEX THEATER ROPPONGIとなる。

会場に流れるBGMが徐々に1曲目の音へ切り替わっていく。1曲目を飾る楽曲はこのツアーで初披露される新曲「睡蓮」だった。2014年の怒濤のツアーを経て、さらには5月より開催されるヨーロッパツアーへの布石ともなる“新たなMUCC”を感じさせる楽曲に場内は静寂から歓喜へ。独特の空気感に包まれながらも、新曲とは思えない盛り上がりでライブが幕を開けた。

息つく間もなく「ENDER ENDER」のイントロが鳴り始めた瞬間に会場からは自然と手拍子が起こり、ライブの勢いは加速。「六本木に騒ぎに来たんだろう！　騒ごうぜ！」と逹瑯のMCが一層その熱を高めた。

その後もステージは定番曲となっている楽曲を次々と披露。「G.G.」では会場が揺れる程のオーディエンスのジャンプ、「Ms.Fear」では会場全体のヘッドバンギング、「999-21st Century World-」では場内一体となったコール＆レスポンスなど、MUCCのパフォーマンスに応えるようなオーディエンスの熱量は膨らむばかり。

驚かせられたのはセットリストだ。ライブ定番曲の中に、「睡蓮」を合わせて6曲の新曲を入れ込んできたのだ。この攻めのライブは、MUCCの現在形とヨーロッパツアーへ挑む気概を感じることのできるものとなっていた。

「7曲入りだけど、録音尺は普通のアルバムくらいたっぷり！　いろんな仕掛けも考えてあるから」と、アンコールでは6月24日にミニアルバム「T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-」をリリースすることが発表された。このミニアルバムには、ツアーで演奏された6曲全てが入る形になるとのことだ。

ミニアルバム「T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-」は、音源としては2014年9月に発売された「故に、摩天楼」から約9ヵ月ぶりのリリースとなる。5月には4年ぶりとなるヨーロッパツアー＜MUCC EUROPE TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE”＞の開催が決定しているなど、2015年もMUCCは加速度を増して駆け抜ける。

撮影◎木村泰之





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