【ライブレポート】池田彩、ワンマンライブできただにひろし、五條真由美、工藤真由と多彩な生コラボ

池田彩のワンマンライブ＜池田彩 ワンマンライブ ～featuring X～＞が3月20日に表参道GROUNDにて開催された。

◆池田彩　ライブ画像

2014年12月にきただにひろしと吉田仁美、また2015年1月には伊勢大貴と五條真由美とのコラボレーションシングルをリリースした池田彩。近年では『プリキュア』シリーズのシンガーとしてだけではなく様々な引き出しを見せている彼女だが、今回のワンマンライブは前回から約一年ぶりの開催となった。

冒頭から「レディーGO!!」「Alright! ハートキャッチプリキュア!」とポップチューンを連発した池田は、「最初からガンガン体を動かしてった方がええで！」とファンを煽りながら「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」を披露。お立ち台の上でミラーボールの光を浴びながらディスコテイストに体をツイストさせ、続く「♯キボウレインボウ♯」をパフォーマンスすると「もう汗だく！」と新陳代謝の良さを見せながらゲストを迎える。


この日予告されていた3組のゲストアーティストのうち、一組目には五條真由美が登場。プリキュアシンガーとして池田とも交流の深い五条は、昨年の夏にさいたまスーパーアリーナで開催された＜アニサマ2014＞で池田と共演した際、間奏中に広大なステージを池田と共に走ったエピソードを語った。また、池田と2人でのライブ披露はこれが初という「Lovin' you」も披露。池田彩初のラブソングという本作は五條いわく「彩ちゃん、こんなこと絶対思わないだろうと思った」という大人の甘さを含んだ楽曲になった。

今回ライブにはゲスト参加していないアーティストとのコラボ曲も、このワンマンではもれなく披露された。伊勢大貴とのコラボ曲である「WE CAN ∞」では伊勢が担当したボイスパーカッションを池田が頑張って彼女なりに再現。「どっちが上手いか聴き比べて！」と押しの強いアピールに会場からは歓迎の笑い声が上がる。


そして、ゲスト二組目に登場したのはこちらもプリキュアシンガーとして親交のある工藤真由。この日のステージ上で、改めて池田と工藤とのコラボが決定したことが池田の口から報告されると、観客からは歓喜の声と共に拍手が。工藤は池田のコラボ企画が始まってから「ずっと待ってたんですよ！」とこのコラボにかけていた思いを語り、さらに「最初、池田彩ちゃんが書き上げた歌詞のことを“笑ってやってください”って言ってたんだけど、実際歌詞を読んだら、泣けてくる。安心しました。」と感想をコメント。「ここで初披露しようと思って、なんとか今日までに間に合わせてきました！」という池田のアナウンスで初お披露目となったコラボ曲「My Best Partner」はサイキックラバーのYOFFYが作曲を担当し、前向きなアップチューンにストレートな相手への信頼を歌い上げた友情ソングに仕上がった。


さらに、三組目にはきただにひろしが登場。アニソンシンガーとしての実力を感じさせるきただにの胸を借り、池田がコラボにと持ち込んだのは「TO JOIN FORCES」。楽曲制作時には池田から「ロックでお願いします！」とこだわりの注文を依頼し、打合せもスムーズに進んだそうだ。池田が「いつも上手くいかなくて泣きながら曲書いてるんですけど、今回はそれもなくスイスイいけました」と曲について語るのに対し、きただには「最初はアイドルっぽい曲になるかな？と思ってたけど、今回はもう道筋が決まってましたね。制作者側としては書きやすかった」とコメント。これも二人でのコラボ生歌唱は初というレアな展開で痛快に同曲を歌い上げた。

池田彩は、終盤には吉田仁美とのコラボ曲「そばにいるから」をドラマティックに歌唱。これからの活動に向けポテンシャルの高さをファンに感じさせつつ、「最後は笑顔になってモトとって帰ってや！」と晴れやかな声で宣言。ラストに「Let's go!スマイルプリキュア!」を歌い上げ、熱い歓声の中でワンマンライブを終えた。

ライブ後、スクリーンに流れた映像では、この日のセットリストと共に5月8日の新作ミニアルバムのリリースが発表され、会場が喝采に沸いた。新作アルバムにはこれまでコラボを実現させてきた伊勢大貴、きただにひろし、工藤真由、五條真由美、吉田仁美らに加え、新たにサイキックラバーが参加。池田彩がコラボで見せる新たな顔にも注目が集まる。