【インタビュー】石井里佳、ただただハッピーなだけじゃおさまらない恋を歌うNeo歌謡「鎮恋歌」
“過去と今を紡ぐNeo歌謡の歌姫”と称される石井里佳。映画『飛べ! ダコタ』の主題歌「ホームシック・ララバイ」を経て、2015年1月14日「鎮恋歌」でメジャーデビューを果たす。懐かしさと奥深さを感じさせる彼女の歌声には、いったいどんなルーツが隠されているのだろう? 今作「鎮恋歌」のレコーディング秘話と、石井里佳という人間性に迫ってみた。
◆石井里佳~画像&映像~
──石井さんは、絵を描くことやアートにも興味がおありなんだとか。
石井:そうですね。好きで作っているのは硝子細工で、ホットワークという作業でとんぼ玉を作ったりしてます。あと写真も好きです。以前、楽曲提供させていただいたことから、オリンパスのデジタル一眼レフカメラPENをいただいて、それをきっかけによく写真を撮るようになりました。撮る時の心情によって写真自体が変化するんです。そんなことも写真をもっと撮りたいって思う要因なのかもしれません。
──石井さん自身は何を撮ることが多いんですか?
石井:自然が好きなので、自然を撮ることが多いですね。時々マイナスイオンを吸収しに出かけたりするので、そういう時に写真を撮ったり。最近はレトロ散歩にハマっていて、昭和の香り漂う街並や雑貨屋さんを撮影したりもしてます。無意識なんですけど、一番多く撮ってるのは空ですね。
──空っていいですよね。雲って毎日違うし。
石井:そうですよね。あと人のこともいつか撮影してみたいと思っています。知り合いの報道カメラマンの方に聞いた話なんですが、1日の食料も充分にない国に撮影に行った時、現地の子供が自分の分のパンを半分くれようとしたらしいんです。1人1日1個しかないのに、食事を充分に取れていなかったそのカメラマンさんを見ていたらしく、自分の分を半分持って来てくれたんですって。恵まれている環境にあると、どんなこともプラス、プラス、プラス的な、もっともっとって要求する考え方になりがちだけれど、その子は無いからくれ、じゃなく、無いから分け合うという精神で。いつか、そういう人の心も写真で撮れるようになれたらいいなぁって思います。
──あと、料理も得意なんだとか。
石井:お洒落な料理を作れる訳ではないんですけどね(笑)1日1食は自炊を心がけています。お野菜中心に煮物を作ってみたり、スープを作ってみたり。どうしても外食が多いと野菜が不足しちゃうので、そこは気をつけています。それを心がけるようになってから風邪をひかなくなって、2年くらいひいてないんです。この前PV撮影で極寒の海に入ったんですが、それでも風邪ひかなかったですからね(笑)。
──「鎮恋歌」は『開運!なんでも鑑定団』のエンディングテーマでもある訳ですが、ご自分の持っていらっしゃるモノで鑑定してみたいモノってあります?
石井:そうですねぇ、昔、奥居香さんにいただいたギターですかね。
──うわっ、それ貴重ですね!
石井:そうなんです。ずっと大切にしてます。
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