MEJIBRAY、“異次元ロックショウ”を見せたワンマンで最新ヴィジュアルを公開

MEJIBRAYが2014年12月22日（月）渋谷公会堂にてワンマン＜THE THEATRICAL SHOW～鳥ハ泳ギ方ヲ知ラズ溺レ亡骸＞を開催、最新のヴィジュアルと2015年のリリースやワンマン情報を公開した。

◆MEJIBRAY 最新アーティスト写真 画像

多々ライヴ活動を行ってきたMEJIBRAYだが、2014年を締めくくる渋谷公会堂でのワンマンは、12月3日にリリースされたフルアルバム『THE“420”THEATRICAL ROSES』の楽曲を中心に、甘美な毒をふんだんに盛り込んだ濃厚な“ロックショウ”となった。

アルバム収録の1曲目「シアトリカル・ブルーブラック」からライブはスタート。重厚さと美しいメロディを重ねあわせたサウンドと共に、強烈な個性を放つ各曲に合わせた演出、ステージに映しだされる映像、各メンバーの独特なパフォーマンスが、現実世界から異次元の空間へ見る者をぐいぐいと引き込んでゆく。まるでおもちゃの人形のような衣装と、頭に大きな赤いリボンを付けたメト（Dr）は時折立ち上がりながらファンを煽ってゆく。細身の体にまとった黒いドレスを美しくひるがえしながら、妖艶にプレイする恋一（B）。MiA（G）は、まるでマンガの世界から飛び出してきたかのような美貌を持ち合わせ、華やかなスターのオーラをまといながらも、テクニカルなフレーズを軽々と弾き出してゆく。そして綴（Vo）は魂を削るかのごとく、惜しげも無く感情を叩きつけてくる。そこにはMEJIBRAYの中心として走り続ける“生き様”がある。身体全体で発するその歌が、渋谷公会堂の壁を、床を、天井を、響かせてゆく。

アルバム収録ラストと同様に「鳥は泳ぎ方を知らず溺れ亡骸」で本編は終了。ファンのアンコールを求める声がかなり長く続けられたのだが、これからこの長いインターバルの理由が明かされることとなる。スクリーンには、この渋谷公会堂公演のライブDVD発売、12th、13thシングルの発売が告知される。次なる全国ワンマンツアー開催の日程も公開され、ファンから歓声が上がる。そして、最新ヴィジュアルでの写真が大きく映しだされると、更に割れんばかりの大歓声。直後、ステージにその最新衣装をまとったメンバーが登場、長いインターバルはこの準備だったのだ。本編の衣装からはガラリと変わったメンバーの生の最新ヴィジュアルに場内は騒然、喜びの大歓声に包まれた。

ここからは本領発揮、とも言わんばかりに激しくアグレッシヴな楽曲でボルテージを上げてゆく。「サバト」「月食」といったライブには欠かせないハードな曲達が次々と投下され、客席は指定席であるはずの座席が判別しづらくなる程、熱狂の渦に。もうMEJIBRAYの代表曲、と言っても良いであろう「メサイア」で、この日演奏された全22曲の最後を締めくくった。しかしここで終わりではない。最後の最後にスクリーンにて2015年9月に初の日比谷野外音楽堂ワンマンライブ開催が告知され、再び歓声が場内にこだまして終演となった。

個々が強烈な個性を放つ楽曲達、綿密に作り上げられる、美しくも強い毒性をもった世界観。非現実・異次元の世界へと、抵抗むなしくいざなわれてしまうMEJIBRAYのステージは、“食べても良いのかわからなかったけれど、つい食べてしまったら中毒になってしまった”、そんな甘い毒が含まれる“ロックショウ”だ。2015年に開催されるMEJIBRAY 4周年記念全国ツアーのタイトルは＜毒＞。全国11箇所12公演が開催される。4月と5月には新作シングルがリリース、日比谷野外音楽堂ワンマンライブ＜盲目の猫を殺した猛毒＞は2015年9月5日（土）に開催される。


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