サザンオールスターズの新曲「イヤな事だらけの世の中で」がTBS日曜劇場『流星ワゴン』主題歌に
9年ぶりとなる年越しライブの開催に向け、リハーサルに入っているというサザンオールスターズの、2015年年明けの最新情報が明らかとなった。2004年のシングル曲でもあった「愛と欲望の日々」以来のドラマ主題歌だ。
そのドラマとは、2015年1月にスタートとなるTBS日曜劇場『流星ワゴン』。原作はすでに発行部数が100万部を突破している直木賞作家・重松清のベストセラー小説で、西島秀俊と香川照之が父子の役を演じるということで、すでに話題となっている。また本作品は、プロデューサー・伊與田英徳、監督・福澤克雄のタッグ。2013年には『半沢直樹』、2014年も『LEADERS』『ルーズヴェルト・ゲーム』と、立て続けに話題作を制作しているチームによる作品だ。
そして今回、『流星ワゴン』の主題歌となるのが、サザンオールスターズの新曲「イヤな事だらけの世の中で」。サザン×重松清×TBSドラマチームの超ビッグコラボが実現した形だ。
今回、サザンが『流星ワゴン』主題歌に決まったのは、重松清の原作『流星ワゴン』(講談社文庫刊)には、実際にサザンオールスターズが実名で登場していて、主人公の一雄(西島秀俊)のキャラクターを表現するのにとても重要な要素となっていることから。映像化にあたり、ドラマ制作陣は、原作が持つ魅力を最大限に引き出し、さらに、2015年の幕開けの日曜劇場『流星ワゴン』の世界観を牽引できるアーティストはサザンオールスターズしかいないと思い、書き下ろしのオリジナル曲を熱望したという。
そんなサザンの新曲「イヤな事だらけの世の中で」は、ミディアムテンポのせつないバラード。歌謡曲の匂いも漂わせながら、タイトル通り、日々の生活に疲れた者たちの悲哀を歌い、聴く者の心にしみわたる情緒あふれる曲である。リストラ寸前、妻からは離婚、子供は引きこもりというサラリーマンが主人公である本ドラマを大いに盛り上げることになる。
この「イヤな事だらけの世の中で」は、現在鋭意制作中のサザンオールスターズ10年ぶりのニューアルバムに収録されることが決まっている。6月に“年内Newアルバム完成”という発表があったものの、現在、サザンは年越しライブのリハーサルに入っており、アルバムの詳細は未だ明らかになっていない。
「憧れのサザンオールスターズさんに主題歌を書き下ろしていただけるなんて夢のようです。この日曜劇場『流星ワゴン』は、原作を読んで感動した世界観を映像化したいと思ったのが始まりです。そして、原作にはサザンオールスターズさんの楽曲が登場して主人公・一雄の心情が表現されています。正直難しいのではと思いつつ、清水の舞台から飛び降りるような気持ちでオファーしたら、素晴らしい楽曲を書き下ろしていただけることになりました。初めて聞いたときには鳥肌が立ちました。最高の主題歌に負けないように、素晴らしい映像をお届け出来るようにキャスト・スタッフ一丸となって撮影に臨んでいきたいと思います。」── 伊與田プロデューサー
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