ピンク・フロイド、ニック・メイソン日本独占インタビュー

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ピンク・フロイドが20年ぶり、通算15枚目の新作にしてラスト・アルバムとなる『永遠(TOWA)』をリリースした。世界的なヒットを記録する中、唯一の創設メンバーであるニック・メイソンの日本独占インタビューが公開された。

◆ピンク・フロイド画像

本作は全世界16カ国のアルバム・チャートで初登場1位を獲得し、計20カ国でトップ5入りを果たすという快挙を成し遂げたほか、イギリスでAmazon UK史上最高のアルバム予約枚数を打ち立て、ワン・ダイレクションの2013年発表のアルバム『ミッドナイト・メモリーズ』の記録を塗り替えている。しかしピンク・フロイドは、惜しまれつつもこの作品をもって50年間のバンドの歴史に別れを告げる最後のアルバムと位置づけている。

ニューヨークで行われたニック・メイソンへのインタビュー第1弾では、日本のファンへのメッセージと日本にまつわる思い出を語っており、インタビュー第2弾では、ラスト・アルバムとなった理由、そして亡きリック・ライト(key)への想いなどを真摯に語った。

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──ラスト・アルバムの理由について

ニック・メイソン:ふたつ理由がある。ひとつはデヴィッドがピンク・フロイドとしての活動はやり尽くしたと思ってること。彼はピンク・フロイドの大掛かりなショーなどより規模の小さい活動をしたいんだ。ギター演奏や創作活動に専念したいんだろうね。もうひとつの大きな理由はリックが亡くなったことだ。彼の存在はとても大きいので正直なところリックなしでは本来のピンク・フロイドを表現できない。

──何をもって“ピンク・フロイドのアルバム”と定義されるのか?

ニック・メイソン:重要なのは僕たち3人が携わっていることだ。3人が一緒に演奏しているという感触がこのアルバムに懐かしい雰囲を与えている。デジタルになってからは完璧なサウンドを作るために録音は別々に行い、オーバー・ダブするという手法が使われる。だが一緒に演奏すれば互いに影響し合いマジックが生まれる。今回それを再発見できた。

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メッセージ・ビデオは第3弾まで続き、近日公開される予定となっている。

なお、『永遠(TOWA)』日本国内盤には、日本での歴代担当者の証言などを収めた全56ページの日本独自の別冊本「永遠のピンク・フロイド」が付属されている。こちらもアルバムと共に堪能したい重要アイテムだ。

写真:Mayumi Nashida



ニュー・アルバム『永遠(TOWA)』

2014年11月19日(水)発売 
●『永遠(TOWA)ーDeluxe DVD Version』 (CD/DVD box)
SICP4440~1 5,500円(税抜)
●『永遠(TOWA)ーDeluxe BD Version』(CD/ Blu-ray Disc box)
SICP4442~3 6,500円(税抜)
●『永遠(TOWA)ーStandard Version』(CD)
SICP4444 2,400円(税抜)
●iTunes Store
『The Endless River(Deluxe Edition)』
https://itunes.apple.com/jp/album/endless-river-deluxe-edition/id919599477
『The Endless River(Standard Edition)』
https://itunes.apple.com/jp/album/the-endless-river/id919600058


◆ピンク・フロイド・オフィシャルサイト
◆ピンク・フロイド・オフィシャルサイト(海外)
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