U2「オーディナリー・ラヴ」、これは複雑なラブ・ソング

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映画『マンデラ 自由への長い道』の予告編が公開された。本作のためにU2のボノが書き上げた新曲「オーディナリー・ラヴ」が使われた映像だ。U2にとって3年ぶりの新曲となる。

◆映画『マンデラ 自由への長い道』予告編

2013年12月5日に生涯を閉じた南アフリカ共和国第8代大統領ネルソン・マンデラの同名の自伝を映画化した映画『マンデラ 自由への長い道』は5月24日(土)の公開だ。U2はネルソン・マンデラ元大統領と親交があり、先だって主題歌賞を受賞したゴールデン・グローブ賞でボノは「私たちにとって(マンデラは)非常に大きな存在です。彼は怒りを持たず、愛が多くをなすことを唱えました。みなさん、この映画を見るべきです。この映画を通して、彼が一人の男としてどんな人物だったかわかるでしょう。」とマンデラに対する熱い気持ちと、本作で描かれる彼のプライベートなエピソードについて語っている。

予告編では自由を求め、武装闘争の司令官へ就任しテロ行為を行う若かりし頃のマンデラ、日本ではあまり報じられて来なかった逮捕される以前の過激派マンデラの姿が描かれる。予告編映像では、国家反逆罪で逮捕されると、U2「オーディナリー・ラヴ」がBGMとして流れてくる。法廷で愛する2人目の妻と別れ、27年間もの長きに渡り収監される間に、彼は愛により自由を、真の民族の融和を実現する考えに至る。そんなマンデラの思慮の過程がU2の曲に乗せドラマチックに描かれる。27年間もの月日は夫婦をどのように変えたのか?

ノーベル平和賞、南アフリカ第8代大統領、アフリカのガンジー、不屈の精神、など、ネルソン・マンデラを聖人のように形容する言葉は多い。しかし誰よりもそれを望まない彼の自伝を映画化した『マンデラ 自由への長い道』は、知られざるネルソン・マンデラ生き様、若き日の挫折や葛藤、最愛の妻ウィニーの知られざる闘争までもが描かれ、ボノの言う“一人の男として”のネルソン・マンデラをドラマチックに描いている。

「今回ラブ・ソングを書くことにした。この映画が(他と違い)特別なのは、複雑なラブストーリーの存在だからだ。僕は政治的な歌と同じように、複雑なラブ・ソングなら多少の心得があるからね(笑)」──ボノ

ボノも本作を政治的な映画としてではなく、愛の物語として受け取っている。世界的ロックスターが共感する愛の物語『マンデラ 自由への長い道』は5月24日(土)全国公開。

『マンデラ 自由への長い道』
ヨハネスブルグで弁護士として謳歌していた青年時代。最初の結婚と反アパルトヘイト運動への参画。そして結婚の破綻。マンデラはさらに運動にのめり込む一方で、年齢の離れたウィニーと恋に落ち再婚。政府の政策がさらに強硬化するなかで、マンデラは武装闘争を選択し、テロに走るが1962年に逮捕。1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年間、収監されることになる。
しかし、激化する武装闘争に対して違和感を抱いていた彼は収監の間に思索を深め、南アフリカの未来のためには憎しみを捨て、共存と愛を説く必要性に思い至る。だが、彼の思いは、外の世界で迫害され憎しみに凝り固まった最愛の妻には伝わらなかった――。
原題:MANDELA:LONG WALK TO FREEDOM
上映時間:2時間27分
監督:ジャスティン・チャドウィック(「ブーリン家の姉妹」「おじいさんと草原の小学校」) 
製作:アナント・シン(「サラフィナ!」)ほか 脚本:ウィリアム・ニコルソン(「グラディエーター」「レ・ミゼラブル」)
出演:イドリス・エルバ(「28週後…」「パシフィック・リム」)/ナオミ・ハリス(「007 スカイフォール」)
オリジナル・サウンドトラック(ユニバーサル ミュージック):主題歌/「オーディナリー・ラヴ」U2
原作:「自由への長い道──ネルソン・マンデラ自伝」(NHK出版)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(c) 2014 Long Walk To Freedom(Pry)Ltd.
5月24日(土)全国公開

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