「ファミソン(R)8BIT」シリーズ、高橋名人と桃井はるこのコラボ対談到着
「ファミソン(R)8BIT」シリーズの最新作である『ファミソン(R)8BIT SP～ゲームソング編』のジャケット写真が公開。歌を担当する高橋名人と桃井はるこのインタビューが到着した。
◆高橋名人、桃井はるこ 画像
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「ファミソン(R)8BIT」シリーズは、「ファミコンサウンドに乗せて歌を歌おう！」というコンセプトで、志倉千代丸と桃井はるこのタッグでスタート。最新作となる「ファミソン(R)8BIT SP～ゲームソング編」は、高橋名人と桃井はるこによるスペシャルコラボレーションアルバムとなっている。アルバム制作も佳境に差し掛かった2月吉日某所、レコーディング終了直後の2人に話を伺った。
桃井はるこ（以下「桃井」）：歌唱力は言わずもがなですね。私が、名人の歌を高音質でCDにすべきだ！と力説して……色々なジャンルの歌を歌っていただきましたが、とにかく自分も聞きたかったので。あと、ジャケット撮影の時に名人がすごいなと思ったんですが、色んなポーズとかご自分で提案されて……
高橋名人（以下「名人」）：それはもうずっとやってきたから……（笑）
桃井：指をこうやって指すときに、真っ直ぐ指しちゃうと見えないから、嘘だけどちょっと斜めにする、みたいな……
名人：二人で向かい合ってる写真も、少し斜めにすると写真的には向かい合ってるように見える、とかね（笑）
桃井：そんな裏技を教えてもらいましたよ（笑）
─―アルバムの聞き所は？
名人：やっぱりね、「Bugってハニー」。20数年ぶりにレコーディングしましたからね。
桃井：当時って、どんな形で作曲家の方から曲を渡されたんですか？
名人：カセットテープに仮歌が入ってて。「Bugってハニー」の時は、「じゃあレコーディング行くぞ」って言われて……。で、「お前聞いたことあったっけ？」って。「いや、ないですけど……」って。
桃井：えーっ！
名人：移動中のカーステで3回位聞いて……。「俺歌えるかな」って会話をしながらだったんですが。
桃井：それであんなに歌えちゃったんですか。
名人：で、スタジオに行って、譜面を貰って、じゃあちょっと練習がてら何回か歌って……って感じ。
桃井：その時ってお忙しかったわけですよね。
名人：（レコーディングをした）1987年はちょっと楽になってたと思うんですけど、86年は睡眠時間は2時間くらいでしたね。でも87年は……3時間くらいはあったんじゃないですか。
桃井：一時間増えただけかっ！（笑）でも、今回歌って頂いて、ちょっと違う、たっぷり歌うところとかもあって。
名人：やっぱりね、20数年間ライブで歌ってると自分の歌い方がどんどん変わってきてて。レコーディングの時にここんとこって、もっとこうした方が良かったなぁ、とか反省点もあって。オリジナルだとちょっとやり過ぎだったよなぁ、って素直にやってみるとか。逆にそういう意味では、昔失敗だったところが直っているので、今回は良いですよ。
桃井：すごい！アーティストですねー。
─―お二人同時でのレコーディングもしたそうですね。
桃井：デュエットで、同時に録音するってことはなかなか無いですよ。だからライブ感があると思います。昔もアレンジバージョンとかで、ファミコンの曲に歌をつけてるレコードって沢山あるんですけど、今聞くとテンポがずれてたり、歌の音程がちょっと合ってなかったりするところもあるんです。でもそれも良いんですよ。キッチリカッチリしたファミコンの音に対して、「人間がやってるんだよ！」感みたいな。そういうせめぎあいみたいなのが出たら良いかな、と思いますね。
─―ジャケットの撮影はいかがでしたか？
名人：いやいや、遊ばせていただきました。日本刀も久々に振ったし。（※ジャケットには使われていません）
桃井：久々にって、経験があるのがすごいですね（笑）映画の撮影の時だったんですよね？
名人：その時は、青竹を切りすぎて地主さんに怒られた（笑）
─―最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
名人：ジャケットを見て手に取ってくれた人、30代、40代は絶対喜んでいただけることは間違いないと思います！楽しんでいただければと思いますね。
桃井：私はこのアルバムを取り掛かるにあたって、ファミコンへの思い入れとかを抜きにしても、純粋に音楽として何回も聞きたくなっちゃうね、っていう物にしたかったので、そうなってたら良いなぁ、と思います。
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『ファミソン(R)8BIT SP～ゲームソング編』は高橋名人と桃井はるこによる、ゲームソングリスペクトに満ちたコラボレーションアルバム。ファミコンをはじめとする初期ゲームハードに関連する、膨大なゲームOP/ED、イメージソング、アニメ主題歌、CMソングなどなどから「超気になる楽曲（ヤツ）」をあえて選曲、あえてファミコン8bitサウンド（ファミソン）でアレンジしている。
さらにPCエンジン(卒業)/メガドライブ（レンタヒーロー）は各ハード内蔵音源とファミソンのコラボアレンジ。そして「忍者じゃじゃ丸くん～the memories～」「新たなる旅立ち」（『オホーツクに消ゆ』エンディングテーマ）はオリジナル書き下ろし歌詞を桃井はるこが担当、ファミコン実機から原曲を鳴らしつつ、名曲「LOVE TOGETHER」を加えたこの3曲では、ドラム、ベース、ギター、キーボードなどの生楽器を同時にせーの！でスタジオで演奏しちゃう「俺んちみたいなセッションレコーディング」をあえて敢行した。
昨今の豊かな音質ではあのゲームにかけたハングリー感が蘇らない……そんな骨の髄までゲームの記憶が染みわたっている方に、ぜひ一聴してほしい。
ニューアルバム
『ファミソン(R)8BIT SP～ゲームソング編』
高橋名人×桃井はるこ
2014年3月26日発売
FVCG-1286 2,500円＋税
＜収録内容＞（下記収録内容のインストゥルメンタルを含む）全20曲
★Lead Vocal ：高橋名人：♡Lead Vocal：桃井はるこ
01.★「Bugってハニー」※アニメ『Bugってハニー』オープニングテーマ
（Original Recording：高橋利幸）
02.★♡「愛はメリーゴーランド」※アニメ『Bugってハニー』初代エンディングテーマ
（Original Recording：高橋利幸＆はるな友香）
03. ♡「卒業攻略法」※PCエンジン『卒業～Graduation』オープニングテーマ
（Original Recording：鶴ひろみ、久川綾、冬馬由美、金丸日向子、嶋方淳子）
04.★「君は人のためにレンタヒーローになれるか」※メガドライブ「レンタヒーロー」主題歌
（Original Recording：光吉猛修）
05. ♡「消えたプリンセス」※ファミコンディスクシステム『消えたプリンセス』主題歌
（Original Recording：冨田靖子）
06. ♡「瞳のナイフ」※ファミソン『ウルティマ 恐怖のエクソダス』イメージソング
（Original Recording：日高のり子）
07.★「忍者じゃじゃ丸くん～the memories～」※ファミコン『忍者じゃじゃ丸くん』より 作詞：桃井はるこ
08. ♡「エンディングテーマ～新たなる旅立ち」※ファミコン『オホーツクに消ゆ』より 作詞：桃井はるこ
09.★「LOVE TOGETHER」※アニメ『パラッパラッパー』オープニングテーマ ※PS選曲
（Original Recording：Nona Reeves）
10. ♡「スカイクラッドの観測者」※PS3＆Xbox 360用ゲームソフト『STEINS;GATE』オープニングテーマ
(Original Recording：いとうかなこ）
◆桃井はるこ オフィシャルサイト