【インタビュー】倉木麻衣、15周年YEAR第一弾は映画『魔女の宅急便』主題歌「タイトルがふっと浮かんだんですよ。今これが言いたいんだなと」

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2014年のデビュー15周年YEAR、いよいよ開幕。倉木麻衣から届いたニューシングルは、映画『魔女の宅急便』主題歌として書き下ろした「Wake me up」だ。力強いビートと浮遊感いっぱいのサウンドが輝くエレクトロ・タイプの曲調が、新たな挑戦を感じさせる意欲作。DVDシングルという形でリリースされるこの曲に込めた思い、歌詞のメッセージ、音楽を通した最近の活動、そして2014年の展望について、BARKSインタビューとしては初登場となる倉木麻衣が、その本心を包み隠さずストレートに語ってくれた。

◆映画『魔女の宅急便』予告編

■“目覚めていく”というテーマの曲なので
■今までにない新しい自分を表現したいなと

──「Wake me up」は、2013年末のカウントダウン・ライブで初披露してるんですよね。どうでした?

倉木:年明けの1曲目が「Wake me up」だったんですよ。いつも新曲をライブで披露する時には、すごく緊張して、大丈夫かな?って思うんですけど。今回の楽曲に関しては、すんなり歌えたんですね。なんでだろう? 自分自身が、よりみんなとつながっているんだということを、すごく感じられたからかな。<LIVE PROJECT 2013 “ RE: ”>で培ってきたものを、より一緒にできた感覚があったからかな。なので、すごくすんなりと、この歌のように心を解き放って、素の自分で歌えたかなと思いますね。

──この曲は、映画『魔女の宅急便』の主題歌ということで。

倉木:私の世代は、『魔女の宅急便』世代なので。みんなほうきに乗って、“飛べたらいいな~”とか言って、そういう純粋な学生でした(笑)。本を読んだ時からすごくいいなぁと思っていて、アニメも大好きで。それが実写版になるということで、すごく嬉しかったですし、このタイミングで私にお話をいただいたのも嬉しかったです。この映画で「Wake me up」が流れることで、映画の思いを引き継いでいける歌になればいいなと思います。

──主演の小芝風花さん、「Wake me up」のミュージック・ビデオにも出演していますね。

倉木:そうなんです。試験勉強をやらなければいけない時期にも関わらず、来ていただいたんですけど(笑)。彼女は16歳で、ちょうど私がデビューした時と同じくらいで、初心に戻り自分を見ているような気持ちになりました。“あ~、私もこうだったな~”って(笑)。

──そんな。懐かしむにはまだ早いでしょう(笑)。

倉木:小芝さんは本当に愛らしくて、実際お会いするとキキちゃんそのもので。ますます応援したくなりました。

──新曲「Wake me up」のミュージック・ビデオ、とてもきれいでした。あれはどこかの海岸ですか。

倉木麻衣:九十九里海岸で、寒い時期に撮りました。最初は曇っていたんですけど、私が出て行ったら晴れてきて、まぶしいくらいの太陽が出て来て。

スタッフ:ものすごい晴れ女なんです。

倉木:雨の神様には歓迎されないですね(笑)。

──しかも倉木さん、髪型やメイクが普段とはかなり違っていて。「あれ、これ倉木さん?」って、一瞬思っちゃいました。

倉木:今回は「Wake me up」というタイトルで、“目覚めていく”というテーマの曲なので。今までにない新しい自分を表現したいなと思って、前髪を付けてみたりしたんですけど(笑)。

──「うわー」って、大きく叫ぶシーンとか。ああいう表情は今まで見たことなかったです。

倉木:思いの内を出して、気持ちを歌にしていくというシーンにしたくて、監督さんと話し合ってやりました。けっこう、思いっきり叫びましたね。反りが入ってるくらいに(笑)。

──ですね(笑)。

倉木:普段はなかなか、「うわー」って叫ぶ機会はないじゃないですか? でも私、意外と、海辺で叫んだりすることがあるんですよ。気持ちがクリアになるんですよね。もやもやしてるものを発散するというか、歌も一緒だと思いますね。「Wake me up」は私の中で、今の自分の気持ちを歌っているんですけれども…実は去年、歌が真正面から歌えなくなってしまった時期があったんですよ。

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