ベック、脊髄損傷から完全復帰

ベックが間もなく、2008年の『Mordern Guilt』以来となるニュー・アルバムをリリースする。6年もの長いブランクがあったのは、脊髄を損傷し治療に専念していたから。ギターを抱えることもままならなかった状態から「ようやく、ここまで来られた」という。
◆ベック 画像、楽曲試聴

「『Modern Guilt』を作っていたときは本当に辛かった。あれは全部、おもちゃのギターで作ったんだ。歌うときって(お腹の辺りを指さし)ここから歌うだろ?でも、そんなことできなかった。喉からしか歌えなかったんだ」
「でも、文句は言えないね。何年か、ずっと家で子供達と過ごすことができたんだから」と話し、ほかのアーティストの作品をプロデュースしたり、<Record Club>プロジェクトをスタートするなど音楽活動から離れていたわけではないが、ジレンマはあったそうだ。「パフォーマンスできないんじゃないか、少なくとも僕が望むレベルの音楽はもうできないんじゃないかって考える時期もあった。だから、ほかのことに自分のアイディアを向けようって思ったんだ。映画音楽を作ったり、なにか自分ができることを見つけようとしていた」
手術により完治した彼は、現在これまでの鬱憤を晴らすかのように動き回っている。このニュー・アルバム『Morning Phase』のほか、2015年にも新作をリリースする予定だという。
ベックの12枚目のスタジオ・アルバム『Morning Phase』は、日本で2月26日にリリースされる。
Ako Suzuki, London
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