【2014年グラミー特集】第56回グラミー賞、5つのサプライズ・ノミネート
日本時間12月7日(土)に開催されたグラミー賞ノミネーションコンサートで、第56回グラミー賞のノミニーが発表された。テイラー・スウィフト、マックルモア&ライアン・ルイス、ダフト・パンクらが順当に主要4部門にノミネートされる中、現地メディアにとってはサプライズもあったようだ。米『ビルボード』が5つのサプライズと題して、ノミニーを紹介している。
◆サラ・バレリス画像
1.年間最優秀アルバム候補のサラ・バレリス
サラ・バレリスが昨年リリースした『ザ・ブレスド・アンレスト』は、ビルボード200チャートで初登場2位を獲得し、収録曲『ブレイブ』はラジオなどでもヒット曲の常連。しかし、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』やブルーノ・マーズの『アンオーソドックス・ジュークボックス』をはじめ、多くの競合がいるため年間最優秀アルバムにノミネートされる確率は低いと予想されていた。しかし、この度見事ノミネートを果たし、12月7日に誕生日を迎えたサラは「年間最優秀アルバムにノミネートされるとは思っていなかった。最高の誕生日プレゼントになったわ」と、喜びの声をツイートしている。
2.ケンドリック・ラマーの躍進
周囲の評価通り、最優秀新人賞候補にノミネートされたケンドリック・ラマー。その他にも、2ndアルバム『グッド・キッド、マッド・シティー』が年間最優秀アルバムにノミネートされ、最優秀ラップ・アルバム賞、最優秀ラップ・コラボレーション賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞など、計7部門にノミネート。1月の授賞式でいくつのグラミー賞を手にするのか、期待と注目が集まるアーティストの一人だ。
3.ジェイムス・ブレイクが最優秀新人賞候補に
今年10月に、デヴィッド・ボウイ、ディスクロージャー、アークティック・モンキーズらを抑えて、アルバム『オーヴァーグロウン』で英マーキュリー・プライズを獲得したジェイムス・ブレイク。そのサプライズに続き、グラミー賞でも最優秀新人賞候補としてノミネートを果たした。前述のケンドリック・ラマーの他、マックルモア&ライアン・ルイス、Kacey Musgraves、エド・シーランらと最優秀新人賞を争う。
4.新人アーティストも次々とノミネート
オーストラリア出身のサイケデリック・ロックバンド、テイム・インパラの『ロナリズム』が最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞にノミネートされた他、南ロンドン出身の兄弟によって結成されたダンス・デュオ、ディスクロージャーは、デビュー・アルバム『セトル』で、ダフト・パンクと最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム賞を競うこととなった。
5.年間最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシカル)にアリエル・レヒトシェイドがノミネート
ヴァンパイア・ウィークエンドのアルバム『Modern Vampires Of The City』を手掛けたことなどで知られるアリエル・レヒトシェイドが、今回のグラミー賞でも年間最優秀プロデューサー賞(ノン・クラシカル)にノミネート。共同制作によるアッシャーの『クライマックス』で既にベストR&Bパフォーマンス賞を獲得しているレヒトシェイドだが、世界的巨匠であるロブ・カヴァロやDr.Lukeを抑えて受賞を果たすことができるか、注目を集めている。
Photo:Getty Images
『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』
12月7日(土)午前11:50~WOWOWプライム
◆WOWOW『生中継!グラミー賞ノミネーションコンサート』サイト
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