セリーヌ・ディオン、6年ぶりの英語アルバム『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』収録「17才の頃」のカバーに込められた意外な思春期の思いを語る

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いよいよ日本発売まで後2週間と迫った世界的歌姫セリーヌ・ディオン、6年ぶりの英語アルバム『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』の国内盤。スティーヴィー・ワンダーやNE-YOとの豪華デュエットでも注目され、海外でも大ヒットを記録中の最新作には、さらなる豪華なコラボ、BABYFACE初プロデュースによる珠玉の名曲「17才の頃」が収録されている。

現在、ソフトバンクのCMソングとして話題を呼んでいる「17才の頃」はニュー・ヨークを代表するシンガーソングライター、ジャニス・イアンが1975年に発表し、グラミー賞も受賞した大ヒット曲。『愛の回顧録(Between The Lines)』に収録されたこの曲は、思春期の女性の悩み揺れ動く心の内をストレートに歌い、今も歌い継がれる珠玉の作品だ。

今回セリーヌはBABYFACEによる初プロデュース・ワークの元、この曲をカバー。二人共にとって思い入れの深い曲だったという「17歳の頃」はアコースティック・サウンドを基調にしっとり繊細に歌うセリーヌの抑えた歌唱力が心に染み入り、この曲に一層の深みと感動を与える1曲に仕上がった。今回のアルバム最初のレコーディング曲でもあったという。

今や、世界を代表する歌姫としてきらびやかなスポットライトを浴びるセリーヌだが、“思春期の頃は全く自分に自信が持てず、つらい時期を過ごしていた”とこの曲に込めた思いを語っている。

「私にとって“17才の頃”はとても心を揺さぶられる、痛みを感じる曲なの。なぜなら、ティーンエイジャーの頃の私は学校でとてもつらい思いをしていたから…。ガリガリに痩せていて見た目も良くなかったし、歯並びも悪くて…でもそれを矯正するお金もなかった」

「かっこ良かったり可愛かったり成績が良かったり強かったりすれば友達ができる、でも私は強くもかっこ良くも可愛くもなかった…すべてのことが自分に不利だという気持ちを抱えて過ごしていたの」

既に歌手としてのキャリアをスタートしながらも、14人兄弟の末っ子で、着るものもお下がりが多く、歯の矯正代のことなどは言い出せなかったというセリーヌ。自分の10代を振り返りながら、以下の様にも語っている。

「この曲を歌う時、今の10代の子どもたちの苦しみにも共感できるわ。今の時代は一定の容姿を持っていなくては認められないから、それはとっても辛いことだと思うの」

そんなセリーヌだからこそ、この曲の持つ繊細さ、痛みを完璧に表現できる、とプロデューサーのBABYFACEも絶賛。

「“17歳の頃”は思春期の頃からの好きな曲の一つだった。この曲にある痛みや心の苦しみが僕にとっても完璧だったんだ。そういう感情には普段はあまり触れることをしないけれど、もし触れるとしたらセリーヌほどふさわしいシンガーはいない。彼女の持っている繊細な感覚や、一音一音に込められたピュアな感情がそれを可能にするんだ」

「セリーヌとの仕事は僕のキャリアの中でもハイライトだったよ。いいものになるとは思っていたけれど、想像以上だった。すべてのテイクにおいて完璧な歌入れができるシンガーを彼女以外にみたことがない。音程、リズム、感情、全てがプロデューサーにとって完璧なんだ。僕はほとんど仕事をしていないよ。僕の仕事においては仕事がないのはいいことなんだけれどね(笑)」

「BABYFACEの事は本当に尊敬しているわ。彼は楽曲を微調整してモダンなアレンジを加えてくれたけれど、曲そのものをとても尊重して仕上げてくれた。私達には“17才の頃”が必要だったのよ」

こう語るセリーヌはレコーディングを終え、「素晴らしい出来ね、本当にありがとう。幸せよ」と感極まった様子。つらい思春期を過ごしながら、それを糧に今の成功を手にしたセリーヌ。深く人の心を揺さぶる歌声の秘密はこんな所にもあった様だ。

2008年のグラミー賞でのジャニス・イアン・トリビュートでのパフォーマンスをきっかけにラスベカスのショウ「CELINE」(2011年~現在)のレパートリーにも取り入れたという「17才の頃」。歌うたびに客席から強い共感の気持ちを感じ、アルバム収録を決めたという。

同時に試聴がスタートするジャーニーの代表曲「オープン・アームス」は同じくショウでオープニングを飾る1曲。もともとセリーヌのお気に入りで「ショウをスタートするのにこれ以上ふさわしい曲はない」と思いレパートリーに加えたというエピソードも。

「17才の頃」、「オープン・アームス」の試聴はBARKS独占で11/21(木)よりスタートし、11/27(水)正午まで試聴可能。日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されている「オープン・アームス」は世界初公開という貴重な機会となる。

「17才の頃」、「オープン・アームス」の2曲の試聴期間は11/27(水)正午で終了しました。

『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』
12月4日発売
SICP-3912 \2,520(tax in)
1.ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ
2.サムバディ・ラヴズ・サムバディ
3. インクレディブル
4. ウォーター・アンド・ア・フレイム
5. ブレイクアウェイ
6. セイヴ・ユア・ソウル
7. ディドント・ノウ・ラヴ
8. サンキュー
9. オーヴァージョイド
10. サンクフル
11. 17歳の頃
12. オールウェイズ・ビー・ユア・ガール
13. アンフィニッシュド・ソングズ
14. ハウ・ドゥー・ユー・キープ・ザ・ミュージック・プレイング
15. ララバイ(グッドナイト、マイ・エンジェル)
16. オープン・アームズ ※日本盤ボーナス・トラック

◆セリーヌ・ディオン オフィシャルサイト
◆セリーヌ・ディオン オフィシャルサイト(英語)
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