Klipsch Image X10からImage X11iへモデルチェンジ

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クリプシュからImage X11iが9月6日に発売となる。

◆Image X11i画像

▲Image X11iのストレートジャックとリモコン。下のJ型ジャックはX10。
▲上からX10、同じサイズのまま色が変わったX11i、そして一番下が一回り大きい下位機種X5
▲ X11iのケーブル。断面が丸ではなく四角形状であることが分かるだろうか。
▲パッケージも一新され、高級機種らしくショーアップされている。
Imageシリーズのフラッグシップであり、シングルドライバーの名機/定番として世界中で愛され不動の人気を誇るImage X10 / X10iの後継にあたるものだ。型番こそ変わったが、いわゆるマイナーモデルチェンジのようなもので、本質的な部分に大きな変化はないようだ。パッと見て気付くのはこれまでのカッパーカラーからいぶし銀のような輝きが抑えられたシルバーカラーに変更、ジャック部分はこれまでのJ型から一般的なストレート型に変更されている。

なお、今回のラインナップの刷新により、型番末尾に「i」がつかないリモコン無しのモデルはカタログから落ちた。オーディオプレイヤーあるいはスマホで音楽を聴くのが世界規模でのトレンドであり、もはや高級イヤホンにもリモコンは必須であるというのが、揺るがない最近の傾向である。日本ではポータブルアンプを使用するポータブルオーディオマニアも多く、リモコンを不要とするユーザーも少なくないが、そこまでマニアックな志向を貫く文化は日本特有の事象のようで、世界基準とは価値観にも相違があるようだ。

実際にImage X10とImage X11iを使い比べてみたが、サウンド、使い心地ともに違いは見られない。ただひとつ、地味ながら大きく改変された点がある。ケーブルの断面形状が四角くなっているのだ。Image X10やX5もしなやかでひっかりにくい上質なケーブルだったので、使い心地は上々だったが、断面形状の工夫から、より絡みにくいものになったとのこと。小さな小さな変更点だが、日々の中での使用感の向上のために、非常に細かいところまでブラッシュアップの手は緩めていないようだ。

Image X10のサウンドの素晴らしさと使い勝手の極上具合は、過去のレビュー記事でお伝えしたとおりだが、同様にX11iも相変わらずの素晴らしいバランスで清潔感あふれるトーンを聞かせてくれる。世界最小サイズで、驚くような芳醇なサウンドを出し、トップクラスの無音状態をいとも簡単に作り出す遮音性も世界最高レベルである。

もはや改善すべきポイントも見当たらない理想の完成度を見せるImage X11i、ぜひ一度手にとって耳にして、その凄さを体感いただきたい。

■Klipsch Image X11i
オープンプライス(オフィシャルサイト販売価格:37,590円 配送料無料)
デザイン:インイヤー
ドライバ形式:フルレンジ・バランスド・アーマチュア
ドライバコンポーネント:Full Range KG 926
周波数特性:5Hz - 19kHz
レベル(1mW):110dB
インピーダンス(1kHz):50Ω
遮音性:-26dB
プラグ:3.5mm
重量:10g
カラー:ブラック
付属品:キャリングポーチ、イヤーチップOval Ear Tips5種、クリップ、1/4サイズアダプタ、航空機室内用アダプタ※2013年8月23日発表時点

◆【BARKS編集部レビュー】Klipsch Image X10/X5は、上下位ではなくキャラ違い
◆Klipsch Image X11iオフィシャルサイト
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